内容説明
地球の歴史には、たった一度の“事件”で全生物種の最大95パーセントが死滅した大量絶滅が少なくとも5回起きている。その原因は、大規模な火山爆発、隕石の衝突、急激な気候の変化とされている。本書では、人間が原因となって起こりつつある第6の大絶滅に迫る。
目次
絶滅の本質(生きるものと死ぬもの;石に残された記録 ほか)
第6の絶滅(人類の起源;人間の支配 ほか)
失われた動物たちと最後の動物たち(単孔類と有袋類;食虫類 ほか)
食い止める(生息域内保全;生息域外保全 ほか)
著者等紹介
マクガヴァン,ジョージ・C.[マクガヴァン,ジョージC.][McGavin,George]
オックスフォード大学自然史博物館の学芸員助手、オックスフォード大学の研究員・講師。ダービー大学の昆虫学客員教授、王立地理学協会とリンネ協会のフェロー会員でもある。動物学者、探検家としてパプアニューギニアの熱帯林から、タイの洞窟、ベリーズのジャングル、タンザニアのサバンナまで、世界各地で調査活動を行ってきた。ラジオ番組とテレビ番組にも素材を提供している。人間の家をすみかとする昆虫種を取り上げた四部構成のITVシリーズ“Infested”の科学顧問、デイヴィッド・アッテンボロー出演のBBCの名物番組『昆虫の世界』でも科学顧問を務めた
林良博[ハヤシヨシヒロ]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授。1946年広島県生まれ、富山県育ち。69年東京大学農学部卒業後、ハーバード大学客員研究員、コーネル大学客員助教授などを経て、90年東京大学教授。96年総合研究博物館長(併任)、99年農学部長(併任)、04年理事(副学長)を務め、05年東京大学教授に復職。現在、(財)農学会会長、東京大学総合研究博物館長、(財)山階鳥類研究所副所長、兵庫県森林動物研究センター所長を兼務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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