出版社内容情報
「総合リハビリテーション」集中講座「研究入門」(2016年1月?2017年3月掲載:全15回)の書籍化。20年にわたる大学院での研究指導の経験から得た、研究のノウハウと指導のポイントをもとに、研究に関する考え方、進め方、論文の書き方など研究に必要な全体像を一冊にまとめた。初心者でもイメージしやすいように、基礎的な用語解説や具体例を含む「コラム」を用いることで、「研究」の全体像を掴めるようにした。
近藤 克則[コンドウ カツノリ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イチイ
4
学部生・大学院生に向けた研究とはいかに行うものかを述べた入門書。主に医学系の研究手法がベースとなっているが、近接領域の学習者にも役立つであろう内容となっている。タイトルにもあるように、単なる思いつきを研究計画としてまとめていく過程を暑かった第5・6章での、プロセスを「見える化」するいくつかの方法、ガイドラインが特に参考になった。手頃なボリュームで、研究の具体的な方法についてイメージを描けるようになるためには良い一冊であろう。ピクセルアートや団子など独特の比喩を用いた説明も興味深い。2019/10/23
Atsumi_SAKURADA
1
公衆衛生の研究者による医学書院から出ている研究における心得本ですが、分野を問わず十分に一般性のある、しかし相当に具体的な手ほどきが体系的に記されています。しかも目に優しい緑で二色刷りです。初版が出た2018年以降に進学した院生がうらやましいものです。2022/10/18
aftercider
1
この本、とても良いね… R&Dのモヤモヤがスッキリ整理されて行く感じ。学生時代に出会いたかった2022/04/08
とーる
1
リサーチクエスチョンの立て方から、実験の実施、学会発表まで研究活動を網羅的に解説している本。 もう大学を卒業して会社に勤めている自分でもリサーチクエスチョンの立て方や背景の探索等基本的な部分がまだまだできていないと感じた。 修士の時に読んで置きたかったなと思ったけど、当時読んでもまだ自分には理解できなかったんだろうなと思うのが残念。今から改めて実践を通して学んでいきたい。2020/06/14
kuma-kichi
1
大学院生に向けた「研究とはいかにあるべきか」を、論文作成をゴールにして、どのようなプロセスで実施し、どんな構成で臨まなければいけないかをまとめられた入門書。 医学系であるが、工学系の自分でも納得するところが多い。2020/04/18