出版社内容情報
もっとも身近な昆虫であると同時に,きわめて興味深い生態を持つ社会昆虫であるアリ類。本書は日本産アリ類10亜科59属295種すべてを,多数の標本写真と生態写真をもとに詳細に解説したアリ図鑑の決定版である。
前半にカラー写真(全属の標本写真、および大部分の生態写真)を掲載,後半でそれぞれの分類,生態,分布,研究法,飼育法などを解説。また、同定のための検索表も付属する。昆虫,とりわけアリに関心を持つ学生,研究者,一般読者必携の書。
目次
アリとは
アリ類の系統と分類
日本のアリ類の生態
日本のアリ類の多様性と生物地理
検索と解説
日本産アリ類全種一覧
アリの採集・標本作製法
アリの飼育法
著者等紹介
寺山守[テラヤママモル]
1958年秋田県に生まれる。1983年宇都宮大学大学院農学研究科修士課程修了。東京大学大学院研究生を経て博士(理学)取得。現在、東京大学農学部非常勤講師
久保田敏[クボタサトシ]
1956年東京都に生まれる。現在、東京都立小石川中等教育学校理科・生物科主任教諭
江口克之[エグチカツユキ]
1974年福井県に生まれる。2001年鹿児島大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。現在、首都大学東京大学院理工学研究科准教授、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yooou
7
家の周りで見かけるアリはなんて云うやつらだなんて思っていましたが、分類とその見分け方は微細で殆ど肉眼で見えるレベルではありませんでした。そして多分仮に見えても素人では判定は無理な感じ。逆に見た目は一緒でもこんなに多様性があったことに驚きました。2014/09/28
150betty
0
(☆3)僕らが思ういわゆる図鑑というのとはちょっと毛色が違うかも知れない。と言うのも、アリに関する写真はそこそこに、白黒の途轍もなく長大なアリの部位ごとの識別の仕方が始まるからである。例えばおおよそこういう見た目ならこのアリかこのアリで…その中で頭に注目してここがこうなってればこのアリ、こうならこのアリ。変わって腹部がこうなってればこのアリで…というのが際限なく続く。まぁ、僕も庭で普段見てるアリが何か基本わからないしな。2014/12/11
takao
0
ふむ2018/04/03