内容説明
相手の揚げ足をとったり、煙に巻いたり、言葉尻を捉えた局所的反応に終始したり…。こうした日本の議論の現状に、著者は警鐘を鳴らし、「て言うか」や「じゃないですか」に象徴される議論の危うさを暴き出す。場の空気を読むセンスではなく、空気を言語化する環境をいかに創り出すのか。ガラパゴス化する日本の“議論”を立て直す方途を探る、議論の達人による提言の書。
目次
序章 蔓延する不毛議論(爆笑問題vs.大学教員;討論開始 ほか)
第1章 ルールなき議論の現在(議論に何が起きているのか;議論の基本 ほか)
第2章 噛み合わない議論(国会議員の発言は誤り探しに最適;話のコアを見極める ほか)
第3章 「爆笑問題のニッポンの教養」を解体する(「爆笑問題のニッポンの教養」を解体する理由;言葉の意味は人それぞれ ほか)
終章 わかりやすい議論をめざして(議論を振り返って;わかりやすい議論がもたらすもの ほか)
著者等紹介
福澤一吉[フクザワカズヨシ]
1950年、東京都生まれ。78年、早稲田大学文学部大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。82年、Northwestern University Ph.D.。東京都老人総合研究所言語聴覚研究室研究員、早稲田大学文学部専任講師をへて、現在、早稲田大学文学学術院教授。専門は言語病理学、認知神経心理学。日本神経心理学学会評議員、高次脳機能障害学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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九十九
モッタ
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