内容説明
エコロジー意識はそれなりに高くても、快適なライフスタイルを崩すことのない現代人。家の中を見回すと、世界中から来たモノでいっぱいだ。いったい、どこからこんなに湧いてくるのか？世界的な環境ジャーナリストが“エコ検証の旅”に出た。地球の未来のために何かしたいと思っている人へ、自分の足元を見直すきっかけになる本。
目次
１ はじめに
２ 食べもの
３ 衣料品
４ そのほかの日用品
５ 燃料
６ 使用後
７ 人類と地球環境
著者等紹介
フレッド・ピアス［フレッド・ピアス］［Ｐｅａｒｃｅ，Ｆｒｅｄ］
１９５１年生まれ。ロンドン在住のジャーナリスト。「ニューサイエンティスト」誌の元編集者。２０年以上にわたって、世界中の環境・科学・開発の諸問題について執筆している。「ニューサイエンティスト」誌の環境コンサルタントをつとめ、「インディペンデント」「ボストン・グローブ」「タイム」など英米の各紙誌にも定期的に寄稿している。また、世界自然保護基金（ＷＷＦ）、国連環境計画、ユネスコ、世界銀行、欧州環境機関などのために報告書を提出している。２００１年にはイギリスの年間最優秀環境ジャーナリスト賞を受賞するなど、数々の受賞経験をもつ
酒井泰介［サカイタイスケ］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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なにょう
12
8割読了。私たちが日常使っているものはどこから来るのか。私たちの出すゴミはどこへ行くのか。一番驚くのは綿。なんか自然素材で良い物だと思っていた。農薬、水の使用量が半端ないって。アラル海の水がなくなったのも非効率な綿の生産のせいだって。★そして中国の圧倒的な存在感。中国はよそからのゴミまで資源にしてひたすら生産活動に励むよ。★私がえいやっと何かできるわけでもないかもしれないが、知ろうとすること、考え続けることはできるだろう。2018/07/14
kubottar
7
輸入物なんて買わないで国産を買っていれば、その分エネルギーは浮くのだろうか？例えば、私はワインが好きだがフランス産のワイン一本運ぶのに、どれくらい原油を使っているのだろうか？国産ワインだって決して不味くはない、だが、自分の金で飲むとしたらフランス産やイタリア産を選ぶ。そっちの方が好きだからという理由で。だから「エコ罪びと」なのは自覚している。自覚して考えることが大事2012/06/03
つじつじ
3
私が持ってるモノ、買ったモノ…ずいぶんエコじゃないんだなーと反省しました。リサイクルも時と場合によっては、エコじゃない？…難しいですが、出来るだけ、なんとか罪を小さくしたいです。出来るかな？2020/07/15
readtuktuk
3
原題通りの邦題ですが、「エコ」という言葉に抵抗や猜疑心を持ってる人にはマイナス効果かも。サブタイトルの「私が買ったモノはどこから来たのか？」という通り、本書はイギリスのジャーナリストが、コーヒーやエビ、チョコレート、インゲン豆などの食べ物、Tシャツや靴下、ジーンズなどの衣料品、パソコン、ビールの缶、携帯電話に使われるレアメタルなどがどこでどうやって生産、運ばれてくるのかを、丹念に、しつこく調査した旅のレポート（だから、写真もあればもっといいのに）。2009/09/15
cdttdc
2
指輪から衣類、食物、電子機器などの原料や自分の手元に来るまでの過程を原産地に赴き調べた酔狂で真面目な一冊。出来ることをしていくしかないし、人間が増える事が問題にしか思えてくる。フェアトレードも、衣類の寄付も完全には信用出来ないけれど、信じてやるだけマシだと、自分に言い聞かせてやっていくさ。誰もがハッピーになる世界は、まだまだ遠い。2013/10/05
