出版社内容情報
東大社研全所プロジェクトの研究成果。市場と社会の変容による改革政治から、「ニュー・ガバナンス論」の脱構築を模索。【全2巻】ガバナンスをめぐる議論には,現代の世界および日本がかかえる課題が凝縮している.東京大学社会科学研究所全所プロジェクト5年に渡る研究成果.本巻では市場と社会の変容がもたらした現代行政国家・福祉国家の改革から,「ニュー・ガバナンス論」の脱構築を模索する.【全2巻】
刊行にあたって
第I部 家族・生活・地域
第1章 家計生産のガバナンスと社会の均衡――「家事分担に関する妻の選好」を例に(不破麻紀子)
第2章 日本における女性就業の地域差(安部由起子)
第3章 多極化する都市空間のガバナンス――境界を開く法の役割(高村学人)
第4章 災害と民主主義・多様性――リスク・ガバナンスの3次元理論に向けて(スティール若希)
第II部 企業・市場
第5章 株主価値最大化がもたらすもの――労使関係論から(南雲智映・中村圭介)
第6章 経済政策のガバナンスとは――構造改革は事態を悪化させた(大瀧雅之)
第III部 改革政治
第7章 イギリスにおける政権交代と福祉ガバナンスの変容(今井貴子)
第8章 消費税増税と日本のガバナンス(グレゴリー・W・ノーブル)
第9章 「政治の司法化」とガバナンス(佐藤岩夫)
総 括 本プロジェクトの意義と拓かれた課題(大沢真理・佐藤岩夫)
あとがき(大沢真理)<br>
索引
編者・執筆者紹介
Reconsidering Governance II: Reform politics in changing markets and societies
Institute of Social Science-University of Tokyo,Mari Osawa, and Iwao Sato, Editors
東京大学社会科学研究所[トウキョウダイガクシャカイカガクケンキュウジョ]
東京大学社会科学研究所
東京大学社会科学研究所
大沢 真理[オオサワ マリ]
大沢 真理
大沢真理:東京大学社会科学研究所教授
佐藤岩夫:東京大学社会科学研究所教授
佐藤 岩夫[サトウ イワオ]
目次
1 家族・生活・地域(家計生産のガバナンスと社会の均衡―「家事分担に関する妻の選好」を例に;日本における女性就業の地域差;多極化する都市空間のガバナンス―境界を開く法の役割;災害と民主主義・多様性―リスク・ガバナンスの3次元理論に向けて)
2 企業・市場(株主価値最大化がもたらすもの―労使関係論から;経済政策のガバナンスとは―構造改革と事態を悪化させた)
3 改革政治(イギリスにおける政権交代と福祉ガバナンスの変容;消費税増税と日本のガバナンス;「政治の司法化」とガバナンス)
総括 本プロジェクトの意義と拓かれた課題
著者等紹介
大沢真理[オオサワマリ]
東京大学社会科学研究所教授、同研究所所長
佐藤岩夫[サトウイワオ]
東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。