中公新書<br> 海ゴミ―拡大する地球環境汚染

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中公新書
海ゴミ―拡大する地球環境汚染

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019066
  • NDC分類 519.4
  • Cコード C1236

出版社内容情報

いま、日本中の海岸にゴミがおしよせている。なぜ、どこからゴミが来るのか? 生態系への影響は? 知られざる環境汚染の実態

内容説明

漁網が多数漂着する世界遺産・知床。海外からのゴミが流れ着く南西諸島。日々、特殊車両を使わないとゴミを除去しきれない湘南海岸…。いまや日本のすべての海岸が、大量の漂着ゴミで覆いつくされようとしている。それらのゴミはなぜ発生し、どこから来るのか。また、わたしたちの生活や生態系にどのような影響を与えつつあるのか。そして、いま求められる対策とはなにか。忍び寄る海ゴミの脅威の実態に迫る。

目次

第1章 日本中の海岸に「ごみ」が漂着する
第2章 漂着ごみとはなにか
第3章 大量のごみが国を越えて移動する
第4章 「漂流ごみ」が海洋生態系を危機に陥れる?
第5章 漂流・漂着ごみに対処する法律・制度
第6章 進みはじめた漂流・漂着ごみ対策

著者等紹介

小島あずさ[コジマアズサ]
JEAN/クリーンアップ全国事務局代表。1991年より年2回の全国一斉クリーンアップキャンペーンを開始し、ICC(International Coastal Cleanup)の日本におけるナショナルコーディネーターに。「多摩川クリーンエイド」「荒川クリーンエイド」の立ち上げも主導する。漂着物学会幹事。日本沿岸域学会会員。廃棄物学会会員

眞淳平[シンジュンペイ]
(有)エコ・パブリッシング代表。編集者。1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。青山学院大学大学院・法政大学大学院修了。国際政治学修士。経営学修士。集英社での女性誌の編集等を経て独立。環境問題・社会問題の出版企画会社を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

莉庭Reethi

6
★★★2015/08/05

かきたにたくま

0
日本は海に囲まれているということ、日本だけの問題ではなく周辺を巻き込んでいかないと解決はできないこと、地元でなんとかしようにも法にも問題があり、主に費用の面で解決ができないこと。などが分かった。モラルでなんとかなればいいのだけれど、それで無理なら啓蒙活動がインセンティブを与えるしかないわな。でも立ち止まっているとゴミだらけになるので、その矛盾を抱えつつ活動しないといけないからゴミ問題は困った問題だ。範囲が広い分、陸よりもたちが悪い。2015/09/11

shin

0
漂着したごみを清掃するにも、そのごみが誰が出したのか分からないため、自治体が財政負担しなければならないため、清掃を行うだけでもひと手間かかる。ごみの多くを占めているペレットをマッピングする研究の進展が気になる。2014/09/30

taming_sfc

0
小島あずさ・眞淳平両先生による2007年の著作。漂着ごみにはこれまで関心を持ったことが正直なかったが、一気に読めてしまった。特にこの問題は、ある種国内・国際法の盲点の問題であり、善意による作業だけに頼ることができない点において、まさに環境ガバナンスが問われているといえよう。そこで、本書の結論部分にある「プラットフォーム」の思考は、欧州の環境プラットフォームでも存在し、環境ガバナンスの有効なspurとなっていることから、今後鍵概念となろう。2010/10/20

雨巫女

0
海に行くと浜辺には、ペットボトルが、海には、スーパーのレジ袋が浮いてる。海は、どうなるの。2009/10/01

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