新潮新書<br> 防衛省

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新潮新書
防衛省

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104763
  • NDC分類 317.29
  • Cコード C0231

出版社内容情報

日本軍と自衛隊の関係は? 防衛庁と防衛省の違いは? 自衛隊の実力は? 巨大組織の表と裏を徹底解説。

予算四兆円、人員二十三万人。巨大組織を徹底解説! 日本軍と警察予備隊、保安隊、自衛隊の関係は? 防衛庁と防衛省はどこが違う? 自衛隊の実力は? 巨大組織の歴史、実力、課題、問題点を秘話を交えて徹底解説。

内容説明

「防衛省」と「自衛隊」は同一の組織である。同一の組織に二つの名前。なぜこんなことになっているのか。原因は日本の安全保障が抱える「ややこしさ」にある。でも、「ややこしい」からといって知らずには済まされない。日本軍と自衛隊はどういう関係か?防衛庁と防衛省はどこが違う?自衛隊の実力は?予算4兆円超、23万人を抱える巨大組織の歴史、実力、課題、問題点を意外な事実、秘話を交えて解説する。

目次

第1章 日本軍と自衛隊は別物か
第2章 防衛省最古のDNAがなぜ「占領軍世話係」なのか
第3章 マッカーサーはなぜ警察予備隊を作らせたのか
第4章 警察予備隊と保安隊と自衛隊はどこが違うのか
第5章 統合幕僚会議とは何か
第6章 防衛庁と「防衛省」はどこが違うのか
第7章 非武装中立論とは何だったのか
第8章 防衛省のシステムは万全なのか
第9章 残された問題をどう考えるか
第10章 武器の話はマニアのためのものか

著者等紹介

能勢伸之[ノセノブユキ]
1958(昭和33)年京都市生まれ。フジテレビ解説委員。早稲田大学第一文学部卒。報道局勤務、防衛問題担当が長く、1999年、コソボ紛争をベオグラードとNATO本部の双方で取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

44
よく自衛隊の装備や他国と戦闘したらどうなるのかということは言われるが実際の組織はどのように運用されてるのかという組織論に触れられてるのは新鮮だった。2012/09/11

太田青磁

17
「内閣総理大臣は、内閣を代表して自衛隊の最高の指揮監督権を有する」という自衛隊法。日本国の安全保障は外務省設置法に規定されています。防衛省の所掌事務は「防衛及び警備に関すること」で、自衛隊の任務は「直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる」と。旧陸海軍から海上保安庁や防衛省がどのような経緯で成り立ってきたのかが興味深い。集団的自衛権は、憲法との関連がややこしいですが、シビリアンコントロール、武器取引オフセット、報道規定などの残課題が垣間見えます。2013/07/15

ロッキーのパパ

15
防衛省そのものだけではなく、戦後日本の「軍事」政策の歴史を概説した内容になっている。民主制であろうと「軍事」を毛嫌いしちゃだめで、だからこそ一人ひとりが基本的なことを知ってほしいという著者の姿勢は納得できる。著者は、記者として長年「軍事」を担当してきただけに知識は豊富である。ただ、一冊の本としてみたら、本書はまとまりに欠けるような気がする。2012/09/30

calaf

10
もちろん、防衛省がどうのとか、その問題点がどうのとかいろいろ書いてはあるのだけど、私にとっては情報公開の重要性の一面を感じた一冊でした。最近はよく、情報公開やアカウンタビリティの必要性を説かれて、理解したつもりにはなっていたのだけど、まだまだ甘かった...という感じかも。。。2012/08/24

Humbaba

7
強い権力を持った組織は必ず腐敗する。専門性が高く外部からの監査が入りにくければ入りにくいほど、その危険性は高まってしまう。強い組織を作ることは重要だし、下手な口出しなど名ければ無いほうが良い。ただし、完全に外部からの目線を排除してしまうのは別の危険を孕んでいる。2016/09/01

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