鯨は国を助く―箸を持った憂国の士が語る

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093878975
  • NDC分類 664.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

クジラを食べて何が悪い! 食文化論者の小泉武夫氏が日本人のクジラへの深い敬愛の念を語り、欧米畜産諸国、シー・シェパード等反捕鯨の偽善を徹底批判する。だれにも他民族の食文化を否定する資格などない!

内容説明

他民族の食文化を否定する権利は誰にもない。日本人のクジラへの深い愛と反捕鯨国の独善を知って欲しい。

目次

第1章 クジラは日本人を助けた(日本人のクジラ愛の歴史―縄文、弥生時代;天皇も公家も鯨肉に惚れこんだ ほか)
第2章 クジラはいま一度、日本人を助ける(食料自給率四一%は農業、水産業を大事にしてこなかった日本人へのツケ;定年後にどんな仕事をしたいか ほか)
第3章 捕鯨をめぐる現実(狂騒的な「国際捕鯨オリンピック」時代;クジラ資源の管理とIWCの発足 ほか)
第4章 反捕鯨国が捕鯨再開に反対する三つの理由(クジラを捕るより、牛を買え!;牛とクジラの環境問題 ほか)
第5章 クジラの底ヂカラ(豊富なタンパク質がクジラを美味しくし、スタミナを与える;驚異のバレニンパワー ほか)

著者等紹介

小泉武夫[コイズミタケオ]
1943年福島県の造り酒屋に生まれ、幼少の頃より酒や味噌を醸す発酵菌の下で暮らす。現在、東京農業大学名誉教授、広島大学大学院、鹿児島大学、別府大学、琉球大学の客員教授などのほか、農林水産省政策研究所客員研究員、食料自給率向上推進協議会会長、クジラ食文化を守る会会長、全国地産地消推進協議会会長など数多くの役職を務める。専門は醸造学・発酵学・食文化論。農学博士。日本経済新聞や多くの雑誌に連載を多数抱えるほか、テレビやラジオの出演、全国での講義、講演に多忙な日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

13
約10年前の本ということで内容に少し古い感じがするのは否めませんが、反捕鯨問題を知るための入門としては、良書ではないでしょうか。日本のことは日本人が決めるべきという趣旨のことを書かれていますが、最近は日本人が先頭に立って反対活動をしています。賛成と反対、どちらの立場が国益や法的な観点から見て理屈が通っているか。論を俟たないと思います。2021/08/17

ようはん

11
日本における鯨食文化の歴史、捕鯨を巡る是非の問題の実態を詳しく紹介している。しかしシー・シェパードによる調査捕鯨に対する妨害行動の数々はテロ同然で酷い。これで一部の反捕鯨国の政治家に支持されているとは。2019/12/23

けんとまん1007

8
かねがね感じていたことに対するアンサーがあった。やはり、いろんなところに政治の影がちらつくものかと思うと、やるせない気持ちになる。実態を知ることの重要性がここにあると思う。2010/10/06

ぽん

6
育ってきた環境や培ってきた歴史が違う国々が全て理解し合う事は出来ないだろうけど、歩み寄ってお互いを知ろうとする努力は大切だと思う。その席に着くのにそれぞれの思惑が入り乱れてしまうのが政治なのか?環境保全を隠れ蓑にテロ行為を行う事はどの立場であっても間違っていると思うけども。いただきます、ごちそうさま、大事な言葉です。2013/02/06

ユウティ

3
鯨食文化について語る本だと思っていたら、捕鯨禁止反対を強く訴える内容だったのでビビってしまった。様々なデータで感情論的捕鯨禁止を斬る。不漁の原因や人種差別的偏見など、この一冊だけでは真実は分からないが、自分が何も知らないことに驚いた。鯨でも犬でも、それぞれの文化と資源を守れば良いのであって、よそ様の食べ物にケチをつけるのは良くない。でも時代時代の考え方があるから、伝統文化をそのまま引き継ごうとすれば衝突は起こってしまうんだろうなと考えていたが、政治やら利害やら関係していてそう単純な話ではないらしい。2017/08/19

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