出版社内容情報
アジア、中東、ヨーロッパetc.……池上彰流にぐるりと世界を一周。その街の文化や歴史、政治、宗教などを少し知っているだけで、世界の見方は大きく変わる。大人に必須な常識が構えずに身につく一冊。
内容説明
果物のドリアンは地下鉄に持ち込み禁止(シンガポール)。「徒歩で何日」が距離感覚の基準(ティンプー)。信号機でわかる旧東・旧西のエリアの違い(ベルリン)。人口一人当たりの書店密度は世界一(レイキャビク)―。世界の街には、知らないことばかり。歴史や文化、政治に宗教…その街その街のポイントを、池上彰がナビゲート。いざという時に恥をかかないための世界の常識は、大人の常識!
目次
1 アジア(ソウル(大韓民国)
台北(台湾(中華民国)) ほか)
2 中東(ドバイ(アラブ首長国連邦)
テヘラン(イラン・イスラム共和国) ほか)
3 ヨーロッパ・北アフリカ(モスクワ(ロシア連邦)
ニコシア(キプロス共和国) ほか)
4 アメリカ大陸(サンパウロ(ブラジル連邦共和国)
ニューヨーク(アメリカ合衆国) ほか)
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授。73年、NHKに入局。記者として事件や災害、消費者問題などを担当する。また94年から11年間、「NHK週刊こどもニュース」の初代お父さん役として活躍。2005年にNHKを退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきぽん
33
池上さんの名著「そうだったのか!現代史シリーズ」がもう古くなっているので、2017年7月第一版のこの本は、それを補足した最新版、といったところ。リアルタイムでニュースで聞いているのにもかかわらず、繋がりの分からなかった事もすっきり。冬は一日中夜のアイスランドの書店密度は世界一だそうだけど、暗くて寒くてもリアル店舗に買いに出掛けてはいるのね…。2018/08/11
えっくん
32
★★★★☆雑誌「BAILA」の連載からの書籍化で世界の都市の歴史、見どころ、問題を紹介した本です。世界には他国から支配、蹂躙された歴史も多く、他国への脅威は日本人以上に敏感であるように感じます。資源のないスイスやシンガポールがどのように立国しているか日本も参考になりそうです。ハワイがアメリカの州になったのは第2次大戦後であり、真珠湾攻撃時の当事者はハワイであり、日本と連邦国家になっていたかも…の話も面白かったです。雑誌の掲載上、人気都市が中心なのはやむを得ないですが、南半球の都市が少ないのが残念でした。2021/01/20
はる坊
11
各国の歴史、文化、現状を広く浅く知る。とてもためになるし、勉強になった。2018/02/13
エリ本
10
アジア、ヨーロッパ、アメリカ44都市。各都市の歴史や民族、現在の状況、注意点等詳しく解説されています。おすすめのスポットや食べ物も紹介されているので、堅苦しくなく楽しめました。と同時に、著者の訪れた国の多さと知識量に圧倒されました。2023/12/16
水月
10
本の紹介文を読んで、世界のタブーとか、不思議な常識を紹介している本と期待していたけれど、池上さんだから、そうではないね。世界の都市について、歴史を含めた概要を書いているものでした。ざっくりとした世界情勢はわかるし、基本的には、日本人が旅行するような国をピックアップしているので、できれば、範囲を広げ、なかなか行けないようなところを取り上げてくれるといいなあ。第2弾があるなら、そういうところを。2017/12/19