集英社新書<br> 東京オリンピック―「問題」の核心は何か

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集英社新書
東京オリンピック―「問題」の核心は何か

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  • サイズ 新書判/ページ数 185p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208467
  • NDC分類 780.69
  • Cコード C0275

出版社内容情報

日本の国力誇示に固執する開催方針は、「オリンピック憲章」の理念とは相容れない。東京から世界に発信すべき「理念」とは? 五輪の意義を根底から問い直し、2020年への提言を行う。




小川 勝[オガワマサル]

内容説明

さまざまな「問題」が露呈する、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック。その開催に際して政府が示す「基本方針」は、日本選手に金メダルのノルマを課し、不透明な経済効果を強調し、日本の国力を世界に誇示することに固執する、あまりに身勝手な内容で、本来、もっとも尊重すべき「オリンピック憲章」の理念とは相容れないものである。二度目の開催地となる東京から、世界に発信すべき「理念」とは何なのか。本書はオリンピックの意義を根底から問い直し、二〇二〇年への提言を行なう。

目次

序章 一九六四年の光と、二〇二〇年の影(一九六四年の開会式;ダークサイドの露呈 ほか)
第1章 オリンピックは「開催国のために行なう大会」ではない(「自信を失いかけてきた日本」とは?;経済の盛衰とスポーツ選手の活躍は無関係である ほか)
第2章 オリンピックは「国同士の争い」ではない(メダルは国家のものではない;五輪とナショナリズムとの「戦い」の歴史 ほか)
第3章 オリンピックに「経済効果」を求めてはならない(五輪の黒字は、五輪競技に還元しなければならない;「五輪の経済効果」はどの程度? ほか)
終章 オリンピックの理念は「勝敗」ではない(IOCの競技運営とオリンピック憲章の乖離;「五輪依存」からの脱却が必要 ほか)

著者等紹介

小川勝[オガワマサル]
1959年生まれ。スポーツライター。青山学院大学理工学部卒業後、スポーツニッポン新聞社に入社。プロ野球、メジャーリーグ、オリンピック取材などを担当し、編集委員に。2002年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さや

14
様々な問題に絶えない東京オリンピック。だが私たちが捉えている問題はメディアにより示されたものであり、問題の本質は別にあるのではないかと考えさせられる。オリンピックの本来の目的とは何かについて考えさせられる。2017/01/03

mochi

11
昨今のオリンピックの開催可否騒動により、手に取った。そもそも私はオリンピック招致の時点で反対だった。憲章などには立派なことが書かれているが、結局はきれいごとにしか感じられない。この本はわりと批判的に書かれているが、もっと裏事情があると思うので、正直なところ、もっと暴いてほしかったという気持ち。2021/07/04

T.Y.

8
オリンピックは開催国の利益やアピールのために行うものではないし、選手あるいは団体同士の争いであって国同士の争いではない。重視すべきは歴史・文化・環境である。その意味で2020年東京オリンピックの政府方針には問題が多いことを、政府方針とオリンピック憲章を比較検証、また'64年五輪との対比も行って指摘。そして、本来のオリンピズムの精神に適ったスポーツ選手・スポーツ界にできることの提言。五輪が頂点とは限らない、競技の発展のためには五輪に依存すべきではないという最後の話も含めて、概ね納得できる内容であった。2016/09/01

そーすけ

4
オリンピック憲章に則ったオリンピックにしようという主旨だが、オリンピック自体が腐りきっていると知ってしまった今となっては、牧歌的に思えてしまう。2021/07/15

あんさん

3
日本へのメリットという側面がなければ招致に賛同する動きにはならなかったのだろうが、確かに国内向けには経済復活とかインバウンドとかが強調され、世界との連帯や人類への貢献みたいな言葉は聞かなかった気がする。とはいえ、こんな言葉は白々しくて馬鹿にされるんだろうなあ。経済や国威発楊も大事だが、精神レベルは貧困に感じてちょっと情けなくなった。2021/06/16

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