出版社内容情報
宇宙は本当にひとつなのか? 「宇宙が人間にとって都合よくできている」というのは本当なのか? 宇宙論の第一人者が、めくるめく「多重宇宙」の世界へ誘う。
内容説明
宇宙はひとつしかないのか。実は近年、物理学の世界では、宇宙はユニバース(単一の宇宙)ではなくマルチバース(多重宇宙)であると言われている。このマルチバース理論によって、宇宙創成や量子力学などが抱える様々な問題の辻褄が合い、宇宙論は飛躍的な発展を遂げたのである。では果たして、どのような宇宙が存在するのか。また、「宇宙が人間にとって都合よくできている」という人間原理は本当なのか?宇宙の起源に迫る「インフレーション理論」を提唱し、宇宙論研究を国際的にリードする著者が、不思議な多重宇宙の世界を解説する。
目次
第1章 宇宙はどこまでわかったのか
第2章 まだ解明されない宇宙の謎
第3章 人間に都合よくデザインされた宇宙
第4章 インフレーション理論
第5章 マルチバース
第6章 人間原理をどう考えるのか
著者等紹介
佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年、香川県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。同大学大学院理学研究科博士課程修了。東京大学大学院理学系教授、ビッグバン宇宙国際研究センター長などを経て、東京大学名誉教授、自然科学研究機構機構長、明星大学客員教授。宇宙創成における「インフレーション理論」提唱者の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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