最後の講義 完全版 福岡伸一―どうして生命にそんなに価値があるのか

電子版価格
¥1,320
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

最後の講義 完全版 福岡伸一―どうして生命にそんなに価値があるのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784074391387
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

NHK『最後の講義』で感動を呼んだ番組が書籍に。生物学者・福岡伸一教授が伝えたい「生命とは?生物とは何か?」が明らかに!

内容説明

「AIが人間の知性を超えることはあり得ない」「“昨日の私”と“今日の私”は少しだけ入れ替わっている」…各界の偉人が登場した話題の番組「最後の講義」(NHK)未放送分を含む完全書籍化!“動的平衡”を提唱する生物学者が語る。

目次

第1章 生命は機械ではない(虫オタクと顕微鏡;マウスに何が!?ぼろ雑巾の研究者 ほか)
第2章 1年前の自分は別人である(食べ物は体で何になる?;動的平衡とは? ほか)
第3章 命に刃を向けた人間(ブラック・ジャックが鼻を移植するなら;脳始と脳死 ほか)
第4章 質疑応答(生物の研究をするうえでの苦悩は?;体は絶えず入れ替わるのに、なぜ老けるのか? ほか)

著者等紹介

福岡伸一[フクオカシンイチ]
生物学者。1959(昭和34)年、東京生まれ。京都大学卒業。米国ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。著書『生物と無生物のあいだ』(講談社)はサントリー学芸賞、中央公論新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

227
絶え間のない合成と分割によって、食べ物の原子や分子と自分の体の中は交換されます。数か月もたつと相当な部分が入れ替り、1年前の私と今日の私ではほぼ別人になっています。変わらないために変わり続ける、そんな動的平衡の生命感を、この本から学ぶことができます。そう考えると、ちょっと失敗したとしても、そのうち別人になっているんだから、まあいいんじゃないって、前向きにチャレンジできると思いませんか?2020/10/06

mint☆

133
NHKのドキュメンタリー番組「最後の講義」が書籍化されたもの。著者が提唱する動的平衡論がかなりわかりやすく字も大きくて読みやすい。動的平衡って何?と初めての方の入門書みたいな本。"絶え間のない流れの中で、常に合成と分解がバランスをとっている。"一見難しそうだけど、これに当てはめて様々な事象を考えていくととても興味深い。面白かった。2022/01/18

☆よいこ

71
2018年8月にNHKで放送されたドキュメンタリー番組を編集したもの。[第1章:生命は機械ではない]虫オタクの子供時代。GP2遺伝子ノックアウトマウス。シェーンハイマーのアイソトープ実験[第2章:1年前の自分は別人である]動的平衡。相補性。[第3章:命に刃を向けた人間]脳始と脳死。花粉症。狂牛病。[第4章:質疑応答]なぜ老いるか。記憶は消えないの?AIのシンギュラリティはある?進化。合成生物。芸術の役割▽論理的でわかりやすい文章で、読みやすく面白かった。理論と検証「あとはまかせた!」▽良本2020/06/09

Koichiro Minematsu

58
来月、福岡先生の講演会への申し込みが決まったので、これから気持ちをハイにもっていこうと読みました。お題が「生命」であるが本質的に捉えようとする考え方に賛同です。部分的思考に陥らないというところなんて、組織論にも当てはまるんじゃないかな。常に動的状態なんです。2020/09/16

キジネコ

51
命を機械論的に究明しようとしても割り切れない数式の計の様に誤差を説明できなくなる。その誤差の中に実は言葉や数字に置き換えらえない大切な核心が存在する。正に これは今の私に与えられた啓示あり福岡ハカセを通して届けられたギフトの様に思えました。動的平衡と、その相補性が可能にした生命の営み。生死の概念と対座する日々に、ともすれば日常を見失う瞬間がありますが私の命の在り様は第三者に推論できても限定できるものでは決してないことを改めて銘じました。立証できなくても、先ず信じ続ける事が肝要かと。 2021/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15252438
  • ご注意事項