最後の講義 完全版 石黒浩―1000年後のロボットと人間

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最後の講義 完全版 石黒浩―1000年後のロボットと人間

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784074390908
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

NHK『最後の講義』で感動を呼んだ番組が書籍に。ロボット研究の権威である石黒教授が伝えたい「1000年後の人間」とは?

内容説明

「最終的に生き残るのは機械だけかもしれない」…各界の偉人が登場した話題の番組「最後の講義」(NHK)未放送分を含む完全書籍化!ロボット工学の世界的研究者が語る。

目次

第1章 ロボットで人間をつくる(自分がつくりたい未来社会;人間型ロボットが求められる理由 ほか)
第2章 ロボットだけが知っている人間(自分のアンドロイドで自分の存在が2倍になる;自分よりジェミノイドの自分が人気? ほか)
第3章 究極の人間とは(人間とロボットの関わりとは何か;個性をそぎ落とした『テレノイド』 ほか)
第4章 1000年後の人間(1000年先を考える意味はある;遺伝子より技術による能力拡張の方が速い ほか)
第5章 質疑応答(人間はDNAが進化していくうえでの一時的な乗り物としての意味しかないのか?;進化自体に意味はあるのか? ほか)

著者等紹介

石黒浩[イシグロヒロシ]
工学博士。1963(昭和38)年、滋賀県生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科教授(栄誉教授)。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

125
すげーぶっ飛んでた。 最近せんせーのお名前聞かないなー、何て思っていまして。そしたらこの本が出ていて、即手にしました。どんな話かとワクワクしながらページを開くと、想定の遙かなた上空をぶっ飛んで行きました。キラーン☆彡。 読んでて、せんせーそれは言い過ぎでしょうと思いましたが、これ書いているうちに、あれ?こう言う解釈もありか?とも思える事もあり。均衡が取れてない。まだ興奮が覚めやらない。落ち着いたらまたせんせーの本を買いますわ。( ¨̮ )。2020/10/01

evifrei

17
「人間とは何か、自分とは何か?」という疑問からロボット研究を始めた石黒氏による、ロボットと人間の未来を俯瞰する書籍。ロボットや技術を通じて改めて『人間』という存在が姿を現し、人間とは何であるかについての深い検討を可能にする。生物の始まりは無機物であったが、無機物から生まれた我々は無機物へと還るための進化を続けているという視点は目から鱗だ。脳を完全にコンピュータに移し替える技術が可能となる社会や、既に古の神の領域を侵犯した人間の未来観は人により異なるだろうが、私は無機物に還る人間の未来に荘厳な感覚を覚えた。2020/05/28

Roko

12
”例えば自閉症の子とか認知症のおばあさんがロボットの方が好きだっていうのは、誰にでも多少はある話です。アンドロイドの方が親しみを持って関われるということが、結構ありますね。(本文より)” こういう側面があるということを初めて知りました。人間じゃないから安心だという感覚というのも大事なんですね。 石黒先生にそっくりなアンドロイドの講義を一度受けてみたいです。 #NetGalleyJP2020/03/02

spatz

8
めちゃくちゃ面白い人ですね。思考の幅がひろい、すごく柔軟で、回転が早い、そんな人は語彙も豊かで、話がわかりやすいし面白い。勘所というか、これは面白いなと言うところはいくつもあって以下はそれほどのプライオリティ?はないんだけど、たまたまメモをとったので。読み物としてもとても面白い、息子に貸そうかな。あまり説明になってないけどたのしかったです。楽観的なところが気持ちよいのかな。あと、よくわかりませんが、そうなんです、と言う感じがすごく心地よい😄内田さんにもそんなところある。えらいひとぶらない。2021/06/08

チャー

8
アンドロイドと今後の社会、技術の進化の行く末について行った講義をまとめた本。後半は講義後の質疑応答が対話形式で記されている。 ロボット工学というとコンピュータやAI、駆動系の話がメインかと思いきや、ロボットと人との存在について触れつつ社会におけるロボットの役割や人の今後の進化について等、大変幅広く興味深い内容でした。 本人のアンドロイドが実際に遠隔操作で動かせるとき、大衆はそれを本人として認識するならそこにはもう一人の自分がいることになりますが、それを認める人とそうでないと主張するいる点は哲学的でした。2020/07/18

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