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出版社内容情報
柳谷 晃[ヤナギヤ アキラ]
著・文・その他
内容説明
桁数の追求だけが、πの魅力じゃない!「円の直径に対する円周の長さの比」―かんたんな定義にもかかわらず、有理数であるか無理数であるかさえ、長く判別できなかった謎多き数=π。その精密な値を探求する過程で、数学者たちは無限への理解を深め、微分・積分などの重要な数学的手法を発展させてきた。アルキメデスやオイラーから、独自の成果を生み出した中国の数学者たちまで、数千年にわたって人類の関心を惹きつづけるπの魅力に迫る。
目次
第1章 円周率とは何か―人類とπとの出会い(円周率πと図形;「零」を最初に使ったバビロニア ほか)
第2章 πの値を求めて―桁数追求競争をした先人たち(アルキメデスと劉徽;アルキメデスの伝統はどこへ ほか)
第3章 円周率の“真値”に迫る最強の武器―「微分・積分」の誕生(無限級数;微分の話 ほか)
第4章 オイラーと円周率―超越数とは何か(オイラーと連分数表現と無理数;オイラーのベルヌーイ数 ほか)
第5章 31兆桁を超えるπの世界―「コンピュータの能力競争」時代の嘘(31兆4000億桁の世界;次々に破られる記録 ほか)
著者等紹介
柳谷晃[ヤナギヤアキラ]
1953年、東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻博士課程修了。現在、早稲田大学高等学院数学科教諭、早稲田大学理工学術院兼任講師、早稲田大学複雑系高等学術研究所研究員。数学をわかりやすく教えることに定評があり、その対象は学生からビジネスマン、一般市民まで幅広い。一方で、数学や統計学の正しい使い方に注意を喚起している。日本の伝統芸能や西洋史、西洋文明にも精通する異色の数学研究者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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