出版社内容情報
現代を生き抜くための武器としての哲学を、西野カナ、ミスチル、いきものがかり等Jポップの歌詞を題材に、気鋭の哲学者が説く。Jポップは、しばしば「自分」や「愛」「人生」をテーマとし、その歌詞は、シンプルであるがゆえに我々の胸に響く。一方、複雑な事象の本質を突き止め、露わにして見せようとするのが哲学ならば、両者は、密かに同じ企みを担っているとは言えまいか。Jポップの名曲を題材に誘う、今旬の哲学入門!<文庫書下ろし>
戸谷 洋志[トヤ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
Jポップは、しばしば「自分」や「愛」「人生」をテーマとし、その歌詞は、シンプルであるがゆえに我々の胸に響く。一方、複雑な事象の本質を突き止め、露わにして見せようとするのが哲学ならば、両者は、密かに同じ企みを担っているとは言えまいか。Jポップの名曲を題材に誘う、今旬の哲学入門!
目次
第1章 自分(「自分らしさ」とは何か?―Mr.Children「名もなき詩」;「自分ではないもの」から見える「自分」―ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」;他者によって知られる「自分」―乃木坂46「君の名は希望」)
第2章 恋愛(私と他者の共同性―AI「Story」;失われた共同性―西野カナ「会いたくて会いたくて」;他者の他者性と向き合うこと―宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」)
第3章 時間(過去を記憶すること―BUMP OF CHICKEN「天体観測」;未来を待つこと―aiko「キラキラ」;この瞬間を生きること―東京事変「閃光少女」)
第4章 死(絶望による死との直面―RADWIMPS「おしゃかしゃま」;死が照らし出す大切なもの―浜崎あゆみ「Dearest」;他者の死を引き受けること―ONE OK ROCK「A new one for all,All for the new one」)
第5章 人生(日常生活の息苦しさと人生の不確かさ―嵐「Believe」;自分の人生を決断すること―SEKAI NO OWARI「RPG」;孤独に生きることへの祝福―いきものがかり「YELL」)
著者等紹介
戸谷洋志[トヤヒロシ]
1988年、東京生まれ。大阪大学大学院博士課程在籍。専門は哲学・倫理学。第11回「涙骨賞」奨励賞、第31回「暁烏敏賞」第一部門(哲学・思想)を受賞。ドイツの現代思想を中心に研究。対話型ワークショップ「西千葉哲学カフェ」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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