講談社現代新書<br> フルーツひとつばなし―おいしい果実たちの「秘密」

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講談社現代新書
フルーツひとつばなし―おいしい果実たちの「秘密」

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882224
  • NDC分類 625
  • Cコード C0240

出版社内容情報

何気なく口にしているフルーツの品種、効用、品種改良など広範な知識を網羅した、現代人のための『フルーツの教科書』単に空腹を満たす食べ物としてだけでなく、健康を守るふしぎな力を宿しているフルーツ。しかし、現代人の多くは、その効用や魅力については無知である。本書は、何気なく口にしているフルーツの品種、効用、果実生成のしくみ、品種改良など広範な知識を網羅した、現代人のための『フルーツの教科書』。 「ミスター植物学」として知られる田中修・甲南大教授が、フルーツの面白知識を軽妙な文章で巧みに解説する。「ふじリンゴの名前の由来は育成者が山本富士子のファンだった」「温州ミカンを食べるとγGTPの値が改善する」など、興味深いエピソード満載。新宿高野の全面協力で、豊富なカラー写真を収録しており、見ているだけでも楽しい。『植物はすごい』(中公新書)の著者による書き下ろし新作

本書で取り上げる主なフルーツ
温州ミカン 種なしミカンの秘密
イチゴ 品種改良で誕生した新品種「スカイベリー」
リンゴ 「自家不和合成」とは?
ブドウ フレンチパラドックスの謎
モモ 「魔よけの果実」とは?
ナシ 英語名は「砂のようなナシ」
カキ なぜカキは品種改良されないのか
オウトウ 「佐藤錦」のタネを育てたら?
メロン マスクメロンとマスカットの関係は?
スイカ 英語名は、「水分の多い瓜」
パイナップル パイナップルは、リンゴ味?
バナナ メモに使えるバナナの皮 収穫されるのは、緑色
レモン 橘類で生産高1位
キウイ  1本では、実がならない果樹
ブルーベリー 目にやさしいアントシアニン
クリ ブランドは接ぎ木で増やす
ビワ  「タネなしビワ」の誕生
イチジク  世界最古の栽培作物

からだが喜ぶ厳選フルーツ15/ウンシュウミカン/イチゴ/リンゴ/ブドウ/モモ/ナシ(日本ナシ)/カキ/オウトウ/メロン/スイカ/パイナップル/バナナ/レモン/アセロラ/ブルーベリー/ビワ/イチジク/キウイフルーツ/クリ/ギンナン/アケビ/ナツミカン/ハッサク/ヒュウガナツ/サンポウカン/グレープフルーツ/オレンジ/ポンカン/タンゴール/イヨカン/ブンタン/キンカン/ユズ/ダイダイ/スダチ/カボス/パパイア/パッションフルーツ/アボカド/マンゴー/マンゴスチン/チェリモヤ/ドリアン/スターフルーツ/ドラゴンフルーツ/ジャックフルーツ/ライチ(レイシ)/ザクロ/スモモ/オリーブ


田中 修[タナカ オサム]
著・文・その他

内容説明

からだが喜ぶフルーツの教科書。人気フルーツ50種類の「秘密」に迫る。

目次

からだが喜ぶ厳選フルーツ15
ウンシュウミカン
イチゴ
リンゴ
ブドウ
モモ
ナシ(日本ナシ)
カキ
オウトウ
メロン〔ほか〕

著者等紹介

田中修[タナカオサム]
1947年京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員などを経て、甲南大学理工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itokake

19
愛する日向夏が、偶然発見されたのは知っていたが、グレープフルーツ、二十世紀梨、いよかんも偶然の産物だった。グレープフルーツはブンタンとオレンジが自然交配して西インド諸島バルバドスで生えていた。だけど、ブンタンは東南アジア原産でオレンジはインド原産。ビタミン補給のために船に果物を積んで、バルバドスで食べ、種を落とした?その種を鳥が運んだ?想像は尽きない。二十世紀梨は千葉県松戸市の民家のごみ捨て場に生えていたのを、松戸覚之助(当時13歳)が変わった梨の木だと持ち帰り育てた。カラー写真満載の楽しい本だった。2022/08/26

北風

19
自然史読書会の課題本です。 フルーツを一挙に紹介する、とても豪華な本です。スターフルーツやドラゴンフルーツなどのマイナーフルーツも網羅。ただし豪華な分一つ一つの紹介が、ぞんざいで、書かれている蘊蓄も、飲み屋でお姉ちゃんに言ったら、うっとうしがられる類いのものばかりです。しかしフルーツをちょこっと知りたい人にはいい本だと言えます。 オススメ度:★★★☆☆2014/08/17

たらお

14
果物雑学。カラーページが見やすい。紫外線は、植物であろうと人間であろうと、からだに当たると「活性酵素」という物質を発生させる。この活性酵素が成人病、老化、ガンの引き金になるといわれている。その害を消す物が「抗酸化物質」とよばれるもので、ビタミンC(檸檬、苺、柿、、キウイ、グレープフルーツ、蜜柑、パセリ、ブロッコリー、ピーマン),ビタミンE(アボカド、キウイ、ブルーベリー、落花生、アーモンド、ダイコン葉、南瓜、春菊)に含まれている。2019/03/26

たくのみ

14
世の中には、じつに多くの果物があるのだ、と実感。 果物の奥深さ、歴史と薀蓄がちょこっと開闢されて、美しい写真がまさに食欲をそそる、見て食べる本。よく読んだら、この写真の出所は「新宿高野」だった。なるほど!野菜と果実の境界は?、スイカはペルシャ語で「ヘンダワネ」、沖縄にはパイナップル畑専用の地図記号がある、ギンナンには「ギントコキシン」という子供には毒な成分がある、ブンタンとオレンジの交配で生まれたのがグレープフルーツ…まあ、トリビアな知識ばかりなのが楽しい。2014/05/23

にがうり

8
学術的なことや栽培のノウハウはあまり書いてありませんが、ほおお、へええと唸りたくなるフルーツの雑学が満載。フルーツのこと、なんも知らなかったなあ。知れば知るほどフルーツはすごい。もっとたくさん食べなくちゃ。2014/01/28

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