ブルーバックス<br> 確率を攻略する―ギャンブルから未来を決める最新理論まで

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ブルーバックス
確率を攻略する―ギャンブルから未来を決める最新理論まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579278
  • NDC分類 417.1
  • Cコード C0241

出版社内容情報

確率を理解し使いこなすために、その数理的な本質を確率論の歴史や豊富な例を用いて解説する。今度こそわかりたい人のために! 「確率とは何だろうか?」
――確率とは、不確実な出来事の「起こりやすさ」を数値化したものである。
 しかし、これが現代においては、パーフェクトな答えなのだろうか!?

 現代における確率の貢献度はめざましいものがある。確率を知り尽くした著者は本書の中でこう語っている。

「現代のいくつかの学問分野では、確率は主要な役割を演じている。まず、物理学では、ミクロの物質(電子や中性子など)の振る舞いが確率的なものであることが解明され、その確率法則も正確にわかった。現代の電子的な技術は、このミクロの確率法則を縦横無尽に利用したものだと言える。次に、生物学の世界では、確率は今や主役と言える。遺伝子の変異が確率的であり、その確率法則を利用することで、進化のプロセスや種の分岐の歴史、そして遺伝病やウイルスの拡散の様子が解明されることとなった。
 確率理論による革新は、科学分野に留まらない。社会的な制度の中にも確率の理論は活かされている。例えば、生命保険や火災保険などのさまざまな保険は、高度な確率計算によって支えられている。また、金融分野での確率理論の応用は華々しい。債券や株式や通貨為替などの古典的な金融商品に加えて、デリバティブズ(金融派生商品)と呼ばれる複雑な仕組みの金融商品が考え出され、日々売り買いされている。今や人々の資産を維持し運用するためには、確率理論は欠かせないものとなっているのである。もっと極論するなら、金持ちになるには確率を学ばないといけない、ということだ。」

 およそ300年前、ギャンブルから生まれた確率は、いまやこれほどまでに進歩、発展し、高度化している。本書の狙いは「確率の本質をつかみとる」こと。
 本書では、多くの数学者たちが、困難にぶつかるたび、次の新たな確率の理論を作り上げてきた歴史を読み解き、4つの確率の捉え方を丁寧に解説する。4つの捉え方とは、「頻度論的確率」「数学的確率」「主観的確率」「ゲーム論的確率」である。300年前のギャンブルの確率から21世紀の最新理論まで、ときには不思議でときには厳しい確率の世界。確率の本質をつかみとり、確率の深遠さを楽しんでもらえる一冊です。

第1部 世界は確率で動いている
 第1章 身の回りには確率がいっぱい
 第2章 確率のいろいろな見方
 第3章 確率はナゾだらけ
第2部 確率と大数の法則
 第4章 確率モデルはこう記述する
 第5章 コイン投げで大数の法則
 第6章 無限回コインを投げる
 第7章 極限計算を制覇する
 第8章 コインを無限回投げると半分は表になる
第3部 ギャンブルと期待値
 第9章 期待値はリターンの目安
 第10章 公平なギャンブルとマルチンゲール
 第11章 ゲーム理論から生まれた新しい確率論


小島 寛之[コジマ ヒロユキ]
著・文・その他

内容説明

パスカル、フェルマーがギャンブルの相談を持ち込まれたことに始まる確率の世界。数学者たちがさまざまなアプローチで確率を攻略してきた歴史が明快にわかる。ベルヌイ、ド・モアブル、ラプラス、ガウスが構築し、コルモゴロフが精緻な形に構成した確率理論。さらにシェイファーとウォフクが提唱するゲーム論的確率の最新理論までを語り尽くします。

目次

第1部 世界は確率で動いている(身の回りには確率がいっぱい;確率のいろいろな見方;確率はナゾだらけ)
第2部 確率と大数の法則(確率モデルはこう記述する;コイン投げで大数の法則;無限回コインを投げる;極限計算を制覇する;コインを無限回投げると半分は表になる)
第3部 ギャンブルと期待値(期待値はリターンの目安;公平なギャンブルとマルチンゲール;ゲーム理論から生まれた新しい確率論)

著者等紹介

小島寛之[コジマヒロユキ]
1958年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、帝京大学経済学部教授。数学エッセイストとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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