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ブルーバックス
脳を支配する前頭葉―人間らしさをもたらす脳の中枢

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  • サイズ 新書判/ページ数 309p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062575805
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0247

内容説明

前頭葉は人を人たらしめている脳の中枢である。目標を定めて計画を立て、優先順位を決めたり、計画を実行に移し、結果を評価したり、私たちに個性があるのも前頭葉が機能しているからだ。様々な症例を通して人間らしさと前頭葉との関係を見ていく。

目次

プロローグ―亡命
第1章 脳の最高経営責任者:前頭葉の働き
第2章 脳の構造:入門編
第3章 オーケストラの最前線:大脳皮質
第4章 指揮者:前頭葉の詳細
第5章 人によって異なる前頭葉:意思決定
第6章 指揮官が負傷したとき
第7章 社会的成熟と前頭葉
第8章 致命的な断絶
第9章 薬剤と認知トレーニング
第10章 前頭葉とリーダーシップのパラドックス

著者等紹介

ゴールドバーグ,エルコノン[ゴールドバーグ,エルコノン][Goldberg,Elkhonon]
神経心理学者・認知神経科学者。1946年、ラトビアのリガに生まれる。モスクワ国立大学に入学し、「神経心理学の創始者」アレクサンドル・ルリアに師事。1974年にアメリカに亡命。現在、ニューヨーク大学医学部神経学臨床教授。ニューヨーク市在住

沼尻由起子[ヌマジリユキコ]
東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業後、渡米して読売新聞ニューヨーク支局勤務のかたわらアメリカン・イングリッシュ・インスティテュートで修業。帰国後、大手出版社の編集者を経てフリーランスライターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

16
#説明歌 前頭葉大脳皮質意思決定薬剤認知トレーニング 前頭葉検索エンジン経営者自律と制御必然認識2017/09/10

yori

7
★★★★★ これは面白かった。前頭葉を負傷した人達のさまざま障害がなかなか衝撃的だ。犯罪を繰り返してしまう人の中には前頭葉の障害がある可能性がある事を知った。今まで不幸な家庭環境や性格異常が原因と考えられていた人達も多いのではないか?2015/01/21

うぃっくす

5
序文がさ、オリバーサックスなのよね。それだけで期待しちゃうよね。今では脳で大事なのは前頭葉って流れになってるけど昔は「沈黙の脳葉」と言われてたらしい。認知トレーニング、調べてみたらもうかなり浸透してるみたい。これからは脳をどれだけ活性化して生きてられるかってのポイントになるよなあ。男女の前頭葉の機能分化のパターンが異なってるので前頭葉機能障害は男性の方が多いらしい…なるほど。男性は左右の違いが際立ち女性は前後の違いが際立つと…うーん難しい。2020/12/23

Kei

2
前頭葉の完成は25歳。脳について学ぶのが好きな僕が、脳をより成長させ、知性を高めるためにはどうすれば良いのかという疑問を持って読み始めた一冊。沈黙の脳と呼ばれていた前頭葉の働きや機能については解説と実験が数多く提示されていたが、ぼくの期待に応える内容ではなかった。しかし、どんな内容であれ、脳について学ぶのは楽しいと感じるので、これからも見識を深めていきたい。2015/11/01

\しおり/

2
一文一文はとてもわかりやすく書かれている。なのにそれが文章になると理解しづらくて、自分も脳に欠陥があるのではないかと不安になってしまった。しかし「脳は人によって違うから何が健常であるとは言えない」そうだ。前頭葉が脳のさまざまな機能を統制しているから"その人らしさ"が生まれる。意思決定をする前頭葉が傷つくと自分から何もできなくなり起こした行動を終了することもできないという。脳男の小説を思い出した。ダメージを受けた場合の症例とともに脳の部分的な機能を一般人向けに紹介する本。2013/06/05

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