角川oneテーマ21<br> 子ども格差―壊れる子どもと教育現場

電子版価格
¥770
  • 電書あり

角川oneテーマ21
子ども格差―壊れる子どもと教育現場

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047102293
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0295

内容説明

教育現場から子どもの悲鳴が聞こえる!学校崩壊と教育危機の狭間で起こる現実。

目次

第1章 「全国学力テスト」の罠(忘れられた「テストと学力の本質」;テストの不正と、子どもたちの悲鳴)
第2章 心を病む子どもたち(子どもたちが追いつめられている;自殺、いじめ、引きこもり)
第3章 子どもたちの「危なすぎる実態」(「犯罪行為」に走る、普通の子どもたち;陰湿化・IT化している「いじめ」;挑発する子どもの犯罪;よい子たちによる「無差別殺人」;「自殺」する、学校の犠牲者たち)
第4章 子どもたちが問題行動に走る(「家族カプセル」とストレス;「社会」の犠牲になる子どもたち;「学校崩壊」と「教育危機」;ケータイとインターネットの現在)
第5章 子どもたちを危機から救うために(「命の教育」や「あいさつ運動」はいらない;子どもたちが主役になる場所)

著者等紹介

尾木直樹[オギナオキ]
1947年滋賀県生まれ。教育評論家。早稲田大学卒業後、海城高校、公立中学教諭を経て、法政大学キャリアデザイン学部教授、早稲田大学大学院客員教授、臨床教育研究所「虹」所長。子ども第一の、心通う教育を求め、現場に密着した調査・研究、講演、評論活動に精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

62
全国一斉学力テストは問題だらけ、こんなものに50億はムダ。学校やクラスの平均点を下げている子の肩身が狭くなりそう。生徒指導がカウンセリングマインドからゼロ・トレランスに変わり、問題行動を起こす子が切り捨てられるようになってきた。問題行動の裏には家庭の問題などが隠れているはずなのだが、そこはなかなか手が出せない。評価主義や競争原理を持ち込むだけでは真の学力は伸びないし、子どもや教師のストレスは高まるばかりである。イヤな世の中になったものだ。2013/12/01

雨巫女。@新潮部

9
尾木ママのほん。テレビですごい先生なんですよ。と言われてたことは、納得しました。2010/10/21

カイ

8
本当の教育現場が見えてくる一冊。子どもと向き合った教育とは一体何なのか。現代の教育問題を明確に指摘していると思う。数値化しても、勉強の内容を濃くしても、学校の勉強時間を増やしても、それは果たして「子どもと向き合っている」と言えるのだろうか。2013/06/01

ねええちゃんvol.2

7
★★★ いじめの感染媒体になっている携帯2013/11/05

大泉宗一郎

6
PTAの全国九地区調査によると、小中学校でいじめを受けた生徒はそれぞれ50十%以上もいるのだという。もはや学校の制度に無理があるのは、誰もがわかりきっているはず。ぎゅうぎゅうに抑えつけているところへケータイやらパソコンやらを放りこめば爆発のはけ口をそれらに求めるのは当たり前で、そのひとつに「いじめ」があるのなら、制度は恐ろしい大罪を犯していることになる。現場の人たちだって、それをよく理解しているはずなのに、このすれ違いは、いつまで続くのだろうか。犠牲になっているのは子ども達なのに。2014/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/404275
  • ご注意事項