朝日新書<br> 父権制の崩壊あるいは指導者はもう来ない

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朝日新書
父権制の崩壊あるいは指導者はもう来ない

  • 橋本 治【著】
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  • 朝日新聞出版(2019/04発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022950116
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「父はえらい、男はえらい。だから説明能力がなくてもいい」というバカげた世界は崩壊している。「父権制」の成り立ちを歴史的にひもときながら、組織、女の役割、結婚など、これまで「当たり前」とされてきた在り方が通用しない世界が到来していることを告げる啓蒙の書!

内容説明

「父はえらい、男はえらい、だから説明能力がなくてもいい」そんなバカげた世界は、とっくの昔に崩壊している!トランプ大統領の出現後、日本の組織でもパワハラ、セクハラが露わになり、官僚や大学のオヤジ体質が暴かれていく。男たちの「論理」が通用しない時代に、なぜ「父権制の亡霊」がはびこるのか。都知事選の変遷、ハリウッド映画の分析、学生運動の成り立ちから政治家のスキャンダルまで、あらゆる現象を歴史的にひもときながら、これまでの「当たり前」が失効する世界の到来を説く。ベストセラー『知性の顛覆』に続く、橋本治による最後の指南!

目次

第1章 世界はゆるやかに混乱して
第2章 とんでもなく下らない話
第3章 女と論理
第4章 組織の崩壊
第5章 父権制の亡霊
第6章 誰も経験したことがない世界

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、77年に小説『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。創作・エッセイに止まらず、博覧強記の知性をもとに評論家としても活躍。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。2019年1月に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

27
巻末に「あとがき」がない。ほんとに橋本治は亡くなったのだ。これだけ書いてそれでもまだなんで私はこんなことを書いたのかを更にあとがきに書く橋本治は亡くなってしまった。2018年冬季号の連載まで橋本治は橋本治のまま亡くなった。それなのにこの本は尻切とんぼにはなっていない。日本の問題をこんなに鮮やかに分かりやすく、ほんとそうだよねと肚に落ちる文を書く橋本治を亡くした痛みが読み終えて訪れるのだ。2019/05/12

阿部義彦

27
橋本治、日本への絶縁状。モリカケにしろ日本ラグビー協会にしろ、ボクシング連盟にしても、何の原因も追求せずに、辞任します、文句ないだろ!(唯一モリカケに関しては開き直ってます。バカのツートップ、なんだ、こいつでございます。)根本的原因も探らずに誰も責任を取らない。外国人からしても、誰も牢屋に入らないで有耶無耶にして平気な日本はなんなの?って感じで無いですか?イギリス以上の短期間でここまで落ちぶれて何よりも羞恥心の欠けらも無いこいつら!さっさと退場しろ。教育も寺子屋から再出発する位の覚悟が必要です。2019/04/16

Tenouji

21
なんだか、最近、父権制ゾンビのような会社員が増えてきたなぁ、と感じていたので、この本を読んでスッキリw。やっぱり、文化の屋台骨自体が、変わろうとしているのね。政治スキャンダルには全く興味がないけれど、ここまで視点を遡ぼって、そもそも論が出来る人は、普段なかなかいないので、楽しい読書だった。2019/04/14

犬養三千代

10
橋本治節といってもいいような文章。分かりやすいのかそうでないのか??アメコミのヒローは父親がいないから始まる。スターウォーズ、バットマン、スパイダーマン、そしてゴットファーザー。明治維新が女帝を認めていたそれ以前の有り様を変えていきあの戦争えと繋がる。、また、青島幸男から始まったなにもしない知事の変遷も可笑しい。2017年ころの東京都政!安倍さんのスキャンダル。橋本治を失くしたのはほんと惜しい。2020/04/09

もりたのちゃんさえ

9
橋本治さんの追悼をするブログ記事を読んで、え〜そんなめっちゃいいこと言う人いるんだ〜と思って読んだら(私は無知で本をろくに読まない・・・)、思ったよりもめちゃくちゃ好きな感じの文体の人で、なんで人は死ぬのよ? と思った。人はすぐ死ぬけど、私の好きな人は早く脳以外の全てを機械に移して永遠に生きてほしい。日本のおじさんというのは基本的に文字を書かせると男の擁護をしてしまうものだと思っていて、こんなスッと読める文章を日本語で書く男の人がいるなら早く言ってよ〜という感じ。女の論理なんてものはない、というところが→2019/09/22

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