岩波新書<br> ホッブズ―リヴァイアサンの哲学者

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岩波新書
ホッブズ―リヴァイアサンの哲学者

  • 田中 浩【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 岩波書店(2016/02発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 20,1/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004315902
  • NDC分類 133.2
  • Cコード C0231

内容説明

「万人の万人にたいする闘争」に終止符を打つために主権の確立を提唱したホッブズは、絶対君主の擁護者なのか。それとも、人間中心の政治共同体を構想した民主主義論者なのか。近代国家論の基礎を築いたにもかかわらず、ホッブズほど毀誉褒貶の激しい哲学者はいない。第一人者がその多面的な思想と生涯を描いた決定版評伝。

目次

第1章 危機の時代の申し子、ホッブズ(「危機の時代」や「変革期」に大思想家が現れる;『自伝』とオーブリーの『名士小伝』 ほか)
第2章 ホッブズ政治学の確立(キャヴェンディッシュ家へ;古典と歴史研究 ほか)
第3章 近代国家論の生誕(亡命第一号;『市民論』の出版 ほか)
第4章 『リヴァイアサン』の後衛戦(帰国後の研究活動;『物体論』と『人間論』 ほか)
第5章 近代政治思想史上におけるホッブズの意義(イギリスの「二つの革命」と民主主義思想の形成―ピユーリタン革命から名誉革命へ;ハントン、ハリントン、ロック ほか)

著者等紹介

田中浩[タナカヒロシ]
1926年、佐賀県生まれ。戦争中、陸軍経理学校に入学。戦後、旧制佐賀高等学校文科乙類を経て、東京文理科大学文学部哲学科に進学し、同大学卒業後、東京教育大学教授、一橋大学教授等を歴任。現在、聖学院大学大学院客員教授、一橋大学名誉教授。法学博士。専攻は政治思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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