出版社内容情報
気候変動から気候危機へ――。パリ協定の本格始動を機に、最新の科学の知見を踏まえ、今何をすべきかを説く。
内容説明
気候崩壊、文明崩壊を防ぐための時間的猶予はゼロに近づいている。スウェーデンの1少女の訴えが若者たちを動かし、世界各地の自治体や国も続々と「気候非常事態宣言」を発し始めた。
目次
第1章 革命前夜1―温暖化の科学と文明の持続可能性
第2章 革命前夜2―極端気象と気候変動
第3章 革命勃発―気候ストライキ始まる
第4章 自治体や国家が動く―気候非常事態を宣言し動員計画を立案する
資料編
著者等紹介
山本良一[ヤマモトリョウイチ]
1946年、茨城県水戸市生まれ。東京大学工学部冶金学科卒業、同工学系研究科博士課程修了、工学博士。東京大学先端科学技術研究センター教授、同国際・産学共同研究センター教授、センター長などを歴任。2010年、同生産技術研究所教授を定年退職。現在、東京大学名誉教授。専門は材料科学、エコデザイン学、環境経営学。一般社団法人日本エシカル推進協議会名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
74
かなり衝撃的なタイトルではあるけれど、子供の頃と比べて明らかに夏の暑さは違うし、100年に一度レベルの異常気象が毎年のようにどこかで起こっている。まさに気候危機なんだと思う。あのグレタさんは「家で家事が起こっているのだから、火事の対応を取るように」と各国政府に訴える。最大の問題はエネルギーだろう。震災が終わった時「原子力に頼らなくても電気は足りる」と言う声もあったが、そうじゃない。古い石炭火力を再稼働させていただけだ。原発を再稼働させないならば、再生可能エネルギーに舵を切ると言う決断が必要だ。★★★+2022/07/21
kenitirokikuti
3
ダメな方の岩波ブックレット。2021/02/12
takao
2
ふむ2022/08/07
イガラシ
1
気候に関する見解は、世代によって大きく異なるのかもしれないと思いました。年々厳しくなっていくとすると、当然遠い未来まで生きる予定の若者のほうが敏感なのも当然だと思う。今ひとつ理解しきれていない部分もあるので、再読するか、別の本でも理解を深めていきたい。2023/09/03
フリウリ
0
科学系の著者による気候危機に関する解説。官僚による政府答弁のような内容で、個人的に知りたいことは「そこ」ではなかった。目次:1章 革命前夜1ー温暖化の科学と文明の持続可能性/2章 革命前夜2ー極端気象と気候変動/3章 革命勃発ー気候ストライキ始まる/4章 自治体や国家が動くー気候非常事態宣言を宣言し動員計画を立案する 2/10 2022/09/21