出版社内容情報
物質の構造と存在様式を探り,物質を究極的な要素の結合として理解しようとするのは20世紀に始まった現代物理学の主要な流れであり,同時に現代物理学を推し進めた原動力ともなった考え方である.電子とともに原子を構成するもう1つの実体である原子核とはいかなるものか.成り立ちや性質,反応など様々な角度から考察する.
内容説明
物質の構造と存在様式を探り、物質を究極的な要素の結合として理解する。これは、20世紀に始まった現代物理学の主要な流れであり、同時に現代物理学を推し進める原動力ともなった考え方である。電子とともに原子を構成するもう1つの実体である原子核とは、いったいいかなるものか。その成り立ちや性質・反応過程などさまざまな角度から考察する。
目次
1 原子核の構成要素と力(原子核の構成要素;核の性質および対称性)
2 核物質の運動様式1―核構造(1体構造;1体運動と核の全体的性質;対相関と準粒子;集団運動)
3 核物質の運動形式2―核反応(核反応;光学模型;直接過程;複合核過程)
4 終章(原子核構造のさまざまな側面)
付録