出版社内容情報
電撃的な南北・米朝首脳会談の実現により、朝鮮半島をめぐる国際情勢は激動を迎えている。金正恩、トランプ、文在寅、習近平は何を考えているのか。そして日本はどうすべきなのか。今起こっている大転換の意味とは。
内容説明
電撃的な南北・米朝首脳会談の実現により、朝鮮半島をめぐる国際情勢は激動を迎えている。金正恩の北朝鮮、文在寅の韓国、トランプのアメリカ、習近平の中国は何を考えているのか。そして日本外交は今後どうすべきなのか。今起こっている大転換の意味とは。世界を「現実的」に見つめ直すために不可欠な論点を提示する。
目次
1 「戦争の危機」から「平和のための対話」へ―東アジアの構造変動をよみとく(李鍾元;木宮正史)
2 金正恩体制は何を目指すか―「権力の確立」から「体制の保証」へ(平井久志)
3 朝鮮半島の非核化と文在寅政権の戦略(文正仁)
4 「追い込まれた米国」が解凍した二五年の先送り―トランプと金正恩を繋いだインテリジェンスルート(尾形聡彦)
5 朝鮮半島「非核化」の先を見据える習近平(朱建榮)
6 米朝核交渉と日本外交(田中均;太田昌克)
7 日朝国交正常化はなぜ必要か(太田修)
著者等紹介
李鍾元[リージョンウォン]
1953年生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。国際政治学
木宮正史[キミヤタダシ]
1960年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。国際政治学・朝鮮半島問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬養三千代
6
ふーん。 田中均さんと、太田昌克さんの対談での田中さんの意見見解が良かった。それ以外は、、、岩波文化朝日新聞文化がよく分かった。悪いのは日本、下手なのは安倍総理と外務省。トランプと金正恩から目が離せない。2019/07/03
spanasu
1
2018の南北首脳会談や米朝会談を大転換とし、執筆陣による韓国、北朝鮮、アメリカ、中国、日本に焦点を分けた小論集。執筆時から現在まで国際情勢は変化し、これからも韓国は文政権が続き中国も習近平が独裁体制を強化したが、まだわからないが、米は民主党政権に変わりそうだし、日本もそろそろ別の首相になるだろう。レポートどうしよう…2020/06/28