内容説明
本書は、わが国でも、国策としてコンブ海中林を全国展開することによって水産資源を持続的に倍増し、一兆円産業を新たに創り出すことを提言した。
目次
「コンブロード」を探る
日本の漁獲量の六倍となった中国―コンブを増やせば水産資源が増える
日本の水産資源倍増計画―コンブ海中林造成が日本漁業を救う
コンブ海中林造成による水産資源倍増十カ年計画(案)
食糧の安定供給とコンブの森づくり
健康食品としてのコンブ
地球温暖化対策としてのコンブ
アルギン酸工業とコンブ
コンブの医薬分野への応用
新エネルギー源(バイオマス)としてのコンブ
磯焼け・赤潮の海を救う
肥料および畜産・養殖飼料
著者等紹介
境一郎[サカイイチロウ]
1929年、北海道函館市生まれ。函館水産専門学校、日本大学経済学部(通信教育)、北海道大学教育学部研究生を経て、北海道大学博士(水産学)。38年間高校教員(青森県立大湊・函館水産・小樽水産)を務め、定年退職後北海道漁連嘱託、鹿児島大学客員教授を経て、現在エコシステム(ES)水産研究所、技術士事務所各主宰。(株)健康環境研究所・マルキュウ(株)・(株)つくし・グリーン・カルチャー(株)などの顧問、コンブで海中林を造ろうの会名誉会長
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