内容説明
体験農園の経営、安全でうまい野菜の直売、畑での授業。都会の百姓は農の力を存分に発揮する。
目次
第1章 ボクが都会で百姓を選んだわけ
第2章 都市だからこそ農業
第3章 農の宣伝パーソン走る
第4章 農家が経営し、市民が学ぶ農園
第5章 農が育てる子どもたち
第6章 癒しの農園
第7章 二一世紀は都市農業の時代
第8章 家族
著者等紹介
白石好孝[シライシヨシタカ]
1954年東京都練馬区の江戸時代初期から続く農家に生まれる。1977年東京農業大学農学科卒業。1978年農業を始める。1991年東京都農協青壮年組織協議会委員長。1992年全国農協青年組織協議会委員長。1997年体験農園「大泉風のがっこう」を始める。現在、直販と契約栽培を中心に、約30品目の野菜をつくる
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感想・レビュー
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takahiroyama3
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東京23区の農家、白石さんが自らの半生を語る一冊。都市の立地を活かした野菜自販機の設置、直売所の始動、農村との交流、また、アーバンフード・ポリシーの先駆例とも取れる練馬区農業保全構想、そして、世界にも類を見ない農家が指導する農業体験農園、農園福祉作業所の開設など、農を最大限に生かす事業が、その背景や思いとともに語られています。『「あそこの農地は地域や社会にとって大切だ」という認識を持ってもらわなければならない』という一節が巻末にあります。これを見事に体現した半生に敬意を抱きました。2021/04/19
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