捕鯨問題の歴史社会学―近現代日本におけるクジラと人間

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887137004
  • NDC分類 664.9
  • Cコード C3036

内容説明

かつて全海洋くまなく展開された商業捕鯨は、はたして日本文化の伝統か?詳細な歴史的分析に基づき、近現代日本人の経験と記憶に彩られた捕鯨観を相対化し、現在の国家間対立構造打破の突破口として、人間とクジラとの新たな関わりを示唆する、気鋭の労作。

目次

序章 本書の課題
第1章 近代日本捕鯨業における技術導入と労働者
第2章 経験の交錯としての暴動―「東洋捕鯨株式会社鮫事業場焼き打ち事件」の分析
第3章 クジラ類の天然記念物指定をめぐって―産業としての野生生物の利用を考える
第4章 近代日本における鯨肉食の普及過程
第5章 「乱獲の論理」を探る―捕鯨関係者の言説分析
終章 捕鯨問題における「文化」表象の政治性について

著者等紹介

渡邊洋之[ワタナベヒロユキ]
1968年生まれ。2002年、京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻博士後期課程修了。京都大学博士(農学)。現在、京都大学研修員。専攻、環境史、環境社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サメ社会学者Ricky

2
捕鯨の歴史、いわゆる捕鯨問題の経緯などを見ながら、鯨と人間の関わり、文化の意味という抽象度の高いトピックに迫る本。私もかつては「捕鯨文化」擁護派だったが、ことは人間と鯨、そして人間と自然のかかわりというさらに深いところまできてしまっている。環境保護団体のいたずらな主張を安易に受け入れるつもりもないが、著者の触れた通り、鯨と人間の関わりを、捕鯨や鯨肉だけに固定してしまってはならないだろう。2014/08/22

あらま

1
日本人全体に共有されているという「伝統文化」なるものの政治性を、緻密に検証した本。「私は法的にも社会的にも「日本人」されているようだが、捕鯨の必要性は全く感じていない。しかし、日々の生活の中でそれが必要だと考える人々が存在する以上、それらの人々にはきちんと向き合わなければならない。」というのは、名言といっていいでしょう。捕鯨にかぎらず、さまざまな分野でこの観点は今後重要だと。2010/03/15

可兒

0
日本の捕鯨に文化的背景を求めるのは間違っているとの仰せ。その調子で、せいぜいヒッピー文化あたりから始まった欧米のクジラ崇拝もたしなめていただきたいもので2008/06/18

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