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南方熊楠と「事の学」

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886299314
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

南方熊楠の思想に迫る。真言僧・土宜法龍宛ての書簡に秘められた熊楠の思想の今日的可能性を展望する。無限に広がる熊楠の宇宙と、その核心を照らす意欲的な試み。

目次

「事の学」と「心内の快楽」(二つの萌芽;「心内の快楽」をめぐって)
「燕石考」から導かれた科学と宗教(まぼろしの著作「燕石考」;科学論―「燕石考」から生まれた科学;「燕石考」の執筆が「心内の快楽」を生んだ ほか)
熊野の森、曼陀羅の世界(失意の底;神秘的な体験;大日如来と無数の如来 ほか)

著者等紹介

橋爪博幸[ハシズメヒロユキ]
1970年群馬県生まれ。2000年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。2004年、博士号(人間・環境学)取得。桐生短期大学生活科学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mari

12
知の巨人、昭和天皇にも愛された熊楠が真言僧の土宣龍と10年にわたり、やりとりした手紙から「事の学」について読み解く。熊楠が創案した学問でそれを考える時にわからないモロモロ、そんな不可知なことについて探求する行為が楽しいとの信念だったようだ。また自分さえ良ければいいという考えは認めておらず、周囲の人々も良くなるように導くべきだという信念があった。自分の行いが一国民の福分となるようにしたいという願望を生涯、抱き続けたらしい。それがその後の粘菌研究や神社や天然材を破壊から守るための保護活動に立ち上がらせた。2014/11/10

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