種の起原

種の起原

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  • サイズ A5判/ページ数 484p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784837505754
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C1045

内容説明

本書はC.ダーヴィンの『種の起原』第六版(1872年)の訳である。ダーウィンの種の起原に対する考えは「自然淘汰あるいは適者生存による生物の漸次的進化」を基本とするものであるが,1859年の初版発行以来、ダーウィンに寄せられた様々な批判や反論は彼を大いに苦しませた。しかし一方では、これらの反論は彼の考えを、必ずしも自然淘汰説のみでなく他の進化要因も認めた幅の広い、一層深みのあるものにさせたのである。そして何回かの改訂作業の後に最後に著したのが第六版である。ゆえに第六版はダーウィンの種の起原に対する最終的な考えをまとめたものであり、また固定した観念にとらわれない彼の柔軟な思考方法をよく表した内容となっている。

目次

第1章 飼育の下での変異
第2章 自然の下での変異
第3章 生存闘争
第4章 自然淘汰、すなわち最適者の生存
第5章 変異の法則
第6章 この理論の難点
第7章 自然淘汰の理論に対する種々の反論
第8章 本能
第9章 雑種性
第10章 地質学的記録の不完全について
第11章 生物の地史的遷移について
第12章 地理的分布
第13章 地理的分布―続き
第14章 生物相互の類縁関係、形態学、発生学、痕跡器官
第15章 要約および結論