内容説明
急速で大規模な環境破壊をくい止めながら、開発と近代化を進めることは果たして可能なのか。アジア諸国17人の第一線研究者による論考と提言。国連大学プログラムの一環として2年間にわたりアジア大平洋センターで行なわれた共同研究の成果。
目次
環境と人間―日本人の場合
ヒノキは二度死ぬ―宮大工西岡常一の世界
日本文化における花と人―中国の「山水」の観念との比較から
日本の代替知運動に見られる環境観―島本覚也の微生物農法の場合
美しい地球を創造するための東アジアの環境観
中国の伝統的環境思想と現代の問題〔ほか〕