内容説明
西洋哲学を基礎とした現在までの経営学とは異なり、東洋哲学（代表的には仏教哲学）の特徴を基礎とし、日本の経営を適切に解明する新しい経営学の樹立を図る労作。著者長年の研究成果。
目次
第１章 哲学（人間生活；人間存在の特徴；学問における哲学の地位；哲学の種類；西洋哲学と東洋哲学）
第２章 企業経営の科学（科学の種類；社会科学の種類；社会科学における経済学の位置；資本主義経済学；社会経済学と個別経済学；経営学（企業経営学）の成立過程
企業経営学の研究対象）
第３章 企業経営の哲学原理（真実の法と存在の法；存在の二面的考察；客観的考察（知恵の側面からの考察）
主体的考察（慈悲の側面からの考察）
中道の思想）
第４章 企業経営の実践哲学（行の二面性；企業経営の二面性；実践目標としての中道の基礎原則）
著者等紹介
稲葉襄［イナバノボル］
千葉県市原市鶴舞に生まれ（大正３年、１９１４年）、県立大多喜中学（昭和６年）、和歌山高商（昭和９年）、神戸商業大学（昭和１２年）卒業。神戸商業大学研究科に進み、のち和歌山高商教授、神戸大学助教授（経営学部）を経て教授、経営学部長、広島経済大学教授、現在、神戸大学名誉教授、広島経済大学名誉教授、経営学博士
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