内容説明
市場化、グローバル経済のなかでいかに生き残るか。しかし、モンドラゴンの主要な目的は、事業そのものではなく、人間的で社会的な存続にある。
目次
第1章 モンドラゴンの中で
第2章 モンドラゴンの強さ
第3章 新しいビジョン
第4章 資本主義企業、社会的企業および国営企業
第5章 新しいモデル
第6章 バレンシアの実験
第7章 北アメリカのかすかな光
第8章 コミュニティ経済の解決策
著者等紹介
マクラウド,グレッグ[MacLeod,Greg]
ユニバーシティ・カレッジ・オブ・ケープ・ブレトン教授(哲学博士)。マクラウド教授は、カナダにおいて「接続可能なコミュニティ経済開発」を実際に指導しているこの分野の権威である。また彼は、カナダだけでなく国際的にも、教会グループやコミュニティ・グループのために「農村開発」や「社会的経済」について講演し、広く活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
inoue
0
他の本の事例としてモンドラゴンの記述があり、詳しく知りたかったため購入。特徴のまとめとして、理念、資本、人材のトライアングルと書かれていたが、地域のための組織という理念をベースに、相互関係の有機的なグループを構成していること、金融機関を抱えていること、科学技術を重視し、グループの収益の一部を新規事業に充てることが決められていること等が組織を維持し拡大できているポイントと思われる。グローバル化のジレンマについても触れられていたが、本書出版から20年が経ち、より激化している現在の状況についても知りたいところ2020/06/26