内容説明
現代日本の農業政策は環境の世紀にふさわしいだろうか?戦後から現在までつづく農業政策を見直すことで日本農業のあり方、そして将来を考える。
目次
第1部 食料と環境(食料自給率とは何か?―背景にある政治的意図と構造;食料をめぐる貿易政策―何のための自由化阻止か?;食生活の変化と農業政策―洋風化はいかにして? ほか)
第2部 食料生産の国内基盤(食料生産基盤としての農家と農村―「むら」を構成する農家;「むら」社会のエートス―官僚主導型農業構造の基盤)
第3部 官僚主導型農業構造(農業協同組合は何のために?―官僚主導型農業構造の一翼;農業構造の骨格としての食糧管理法―なぜ53年もつづいたのか?;コメの自由化と農業構造の揺らぎ―関税率490パーセントの怪? ほか)
よりよい環境形成のため農業はどうあるべきか?
著者等紹介
柏久[カシワヒサシ]
京都大学地球環境学堂助教授。1947年生まれ。1971年京都大学農学部農林経済学科卒業。1975年京都大学大学院農学研究科博士課程中退、同年京都大学農学部助手、その後講師を経て現職。1985年京都大学農学博士。専門は環境農学原論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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