内容説明
モンスーン・アジア各地の多様で豊かな地域個性を支える水管理システム。グローバリゼーションの中で、水と社会環境の過去・現在・未来を考察する。
目次
第1部 水と社会環境の過去(カンボジア・アンコール地域の潅漑水利様式―東北タイ天水田稲作との比較から;アンコール朝水利都市を考察する―碑文史料と5000分の1地形図の比較検討)
第2部 水と社会環境の現在(ベトナムの市場経済化と紅河デルタ農村;中国・黄河下流域における共同慣行と「水」―「水利」からみた循環型農村社会試論;東北タイ天水田稲作の立地環境と農業生産構造 ほか)
第3部 水と社会環境の今後(「南水北調」をめぐる開発と環境;アメリカの「洪水保険」―水の循環システムと社会;大規模潅漑システムの分権的管理)
著者等紹介
藤田和子[フジタカズコ]
1940年生まれ。国際学修士。現在、宇都宮大学国際学部教授
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