• ポイントキャンペーン

ポピュラー・サイエンス
ブラックホール天文学入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 146p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785387716
  • NDC分類 443.5
  • Cコード C0044

内容説明

かつて純粋に理論上の産物であったブラックホールは、今や観測にかかる現実の天体となりました。私たちは今まさに「ブラックホール天文学」の時代に突入しつつあるのです。本書は、宇宙でのさまざまな天体活動を引き起こしている“黒幕”、ブラックホールの素顔から、研究の将来展望までをやさしく紹介します。

目次

第1章 ブラックホールを現実に引き込んだ天文学者たち―ブラックホール天文学の黎明
第2章 ブラックホールはどこにある―ブラックホール天体論:序論
第3章 ブラックホールはなぜ明るく光るのか―ブラックホール降着円盤学1:標準円盤
第4章 ブラックホールからの高エネルギー放射―ブラックホール降着円盤学2:高温降着流
第5章 ブラックホール天体活動の秘密を暴け―ブラックホール天体活動学
第6章 底なしの穴から高速ジェットが噴出する―ブラックホール・ジェット天文学
第7章 ブラックホールのルーツを探れ―ブラックホール形成・進化学
第8章 ブラックホールをもっと深く理解したい―ブラックホール天文学の将来

著者等紹介

嶺重慎[ミネシゲシン]
1957年北海道に生まれる。神戸高等学校、東京大学を経て、1986年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。京都大学基礎物理学研究所教授、理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

卯月

0
再読、2005年刊。ブルーバックスの『ゼロからわかるブラックホール』の円盤モデル3種の説明は神だな! と実感。本書は読み物ではなく本当に“入門”で、若干踏み込んだ内容。数式は少ないが、実際の観測結果のグラフの意味を解説する部分が多いので、グラフの読み取りが苦手な人は辛いかも。逆に、観測データの見方を学びたい場合は向いていると思う。特にX線観測。円盤不安定モデルの鹿威しのたとえは非常に直感的に理解できた。外国の活動銀河中心核(AGN)研究者が、娘にアグネスカ(最初3文字がAgn)と名付けた話にウケた(笑)。2015/08/21

しょ~や

0
天文学って本当に凄い。なんだって宇宙の遠い先のことが分かるのか。節が出2013/11/01

たもん

0
ブラックホールに関する様々な天体現象を丁寧に説明している。数式は少ないながら、原論文を引いて考え方をきちんと追った解説をしているのでしっかりと理解できる反面、物理的な考え方に全く馴染みの無いヒトには読みにくいだろう箇所もいくつか。2010/04/13

みけねこ

0
流し読み。読みにくくはないけど頭には入ってこない。1/fゆらぎの話がほんの少しだけある。馴染みのない内容だけど、聞いたことがある単語があると少しホッとする。ホイラーがビッグバンの名付け親っていう話がここでも書かれている。宇宙のことは分かろうとも思わないし、やっぱり遠い存在。わたしは、「星綺麗だな〜」「あれは何座かな〜」って眺めているだけで幸せな一般人です。2022/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/376379
  • ご注意事項