内容説明
1996年に刊行し好評を博したポピュラー・サイエンスシリーズ『地球温暖化とその影響』を、その後の研究の進展や、2005年2月に発効した京都議定書をめぐる国際的な動向などの新情報を満載し、全面的に一から書き直した新版です。まず温暖化のしくみを、地球史・比較惑星学などの視点から説明し、続いて、気象環境、生態系、農業・食料生産、そして健康と人間社会への影響を詳しく解説します。
目次
1章 生命の星―地球
2章 大気中の温室効果ガス
3章 二酸化炭素と地球気候
4章 人間活動と地球気候
5章 気象環境への影響
6章 生態系への影響
7章 農業・食料生産への影響
8章 健康と人間社会への影響
9章 未来の地球環境と地球生態系
著者等紹介
内嶋善兵衛[ウチジマゼンベエイ]
1929年長崎県島原市に生まれる。1950年宮崎大学宮崎農林専門学校農科卒業。農業技術研究所、九州農業試験場、農業環境技術研究所、お茶の水女子大学、宮崎公立大学の研究員・教授・学長を経て、お茶の水女子大学名誉教授。農学博士
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