内容説明
日本水産学会環境保全委員会は平成13年度春季大会において、水産業のもつ様々な価値を環境保全・修復機能を中心に多角的に検討し、新しい水産のあり方を探ることを目的としてシンポジウム「水圏環境における水産業の環境保全・環境修復機能」を開催した。本書はこのシンポジウムの内容をとりまとめたものである。
目次
1 水産業のもつ多面的価値と包括的環境管理機能(持続的水産業のあり方と持続的養殖生産確保法;瀬戸内海における新しい環境保全の取り組み;水産業のもつ包括的環境管理機能)
2 水辺の社会・経済的機能と水産業(人間生活における水辺の意義と価値;水辺・沿岸の複合的な管理と利用;生物生産に係わる沿岸の環境修復技術;人工海浜と自然海浜の生物生産機能の比較)
3 水産生物による環境保全・修復機能(内湾干潟の浄化能と貝類の生物生産;アオサの除去による浜名湖の水質浄化対策;大型褐藻による富栄養化の抑制)
著者等紹介
松田治[マツダオサム]
広大生物生産
古谷研[フルヤケン]
東大院農
谷口和也[タニグチカズヤ]
東北大院農
日野明徳[ヒノアキノリ]
東大院農
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。