目次
序章 システム理論におけるパラダイム転換
第1章 システムと機能
第2章 意味
第3章 ダブル・コンティンジェンシー
第4章 コミュニケーションと行為
第5章 システムと環境
第6章 相互浸透
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Max Brown
2
ルーマン理論の大筋は掴めてきたので主著の本書に手を出す。訳が悪いらしいので(現在の訳語と異なる語も)、原文も適宜参照しながらちまちま読んでいたが、第三章「ダブル・コンティンジェンシー」、第四章「コミュニケーションと行為」あたりから非常に面白くなってきて、その後は比較的スムーズに読了。一章分だけでも十分に一冊の本になる程の重厚な内容とルーマンの異常な革新性と知識量に圧倒され、読書中に眩暈さえ覚えてしまう程だった。ルーマンを読むのは骨が折れるが、後半も非常に楽しみ。天才とはどういう人かを教えてくれる本。 2012/10/28
抹茶ケーキ
1
ルーマンの主著。モノグラフとか入門書とかを読んである程度下準備をしていたからかもしれないけど、モノグラフより分かりやすいような気がした。モノグラフだと説明されずにそのまま使われている概念がきちんと説明されていたりするので。かと言って読みやすいということは全然なく相当にしんどい。ただ話の枝葉は理解出来ないにしても、ある程度の大筋は追える。訳がよくないという話を聞いたけど、それはそこまで感じなかった。確かに他の本とは訳が違うところもあるけど(自己言及ではなく自己準拠だったり)そのぐらいは全然許容範囲なのでは。2016/03/06
Kanou Hikaru
0
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