運動の生物学 - 臨床家のための運動学入門

運動の生物学 - 臨床家のための運動学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 122p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763910295
  • NDC分類 491.367
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 運動機能障害に対する臨床においては,脳機能と障害との合理的な関連をとらえ,評価・治療を進めなければならない.この臨床思考過程における理解の方法は,近年,脳科学がもたらした多くの知見によって大きく変貌しつつある.
リハビリテーションにとって必須の「運動学」の目的とは,基礎的な解剖・生理学の知識にとどまらず,臨床に直結したこの思考プロセスの枠組みを時代時代の科学的成果によって提供するものでなければならない.
本書はそのもっとも基本的な視点と知識を,最新の脳科学のエッセンスを踏まえ,読みやすく,コンパクトな形で提供するものである. 
【主要内容】感じることと動くこととは生命の営みの“原型”である/脳‐神経システムの本質は情報システムである/人間の情報統合システムが生みだす「体験」/感覚‐運動情報の統合~臨床運動学としての活用/臨床家にとっての運動学とは何か    

《目次》
第1章 感じることと動くこととは生命の営みの“原型”である
  1.生きものにとって生命の誕生とは何だったのか
  2.生命の誕生は「運動」の誕生でもある
  3.この章の大事なポイント
第2章 脳-神経システムの本質は情報システムである
  1.生きものにとっての「情報」とは何か
  2.人間の情報システム~脳-神経システムの誕生
  3.人間の情報システム~脳の機能システム
  4.人間の情報システム~脳の情報処理
  5.この章の大事なポイント
第3章 人間の情報統合システムが生みだす「体験」
  1.見るという体験
  2.思考と道具
  3.知覚と認知
  4.身体の外の自分,身体の中の自分
  5.姿勢の制御は解釈の結果
  6.スピードとスピード感
第4章 感覚-運動情報の統合~臨床運動学としての活用
  1.能動的な運動が能動的な知覚を生む
  2.「運動」とは「知覚システムの動き」である
  3.知覚システムはニューラルネットワークに生まれる
  4.運動障害を「知覚システムの病態」として捉える
  5.「知覚システムの病態」を「情報統合」の観点から捉える
  6.知覚システムの病態を情報統合の「階層性」によって捉える
  7.病態仮説は治療仮説への出発点である
第5章 臨床家にとっての運動学とは何か

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