内容説明
生きている限り、意思ある限り、あなたの脳も「進化」を続ける!臨床例と研究現場の最新情報から導き出された、大胆な論証とは?脳の限りない可能性と心の謎に挑んだ話題作。
目次
1章 心の問題
2章 ブレイン・ロック
3章 脳の誕生
4章 シルヴァー・スプリングのサル
5章 マップメーカー
6章 忙しい者が生き残る
7章 ネットワークのつくり変え
8章 量子脳
9章 「する」自由意志、「しない」自由意志
10章 アテンション・プリーズ
著者等紹介
シュウォーツ,ジェフリー・M.[シュウォーツ,ジェフリーM.][Schwartz,Jeffrey M.]
医学博士。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部の精神医学研究教授。強迫性障害治療の世界的権威であり、『不安でたまらない人たちへ』(邦訳:草思社)がベストセラーとなる。ロサンゼルス在住
ベグレイ,シャロン[ベグレイ,シャロン][Begley,Sharon]
サイエンス・コラムニスト。『ウォールストリート・ジャーナル』『ニューズウィーク』などで活躍
吉田利子[ヨシダトシコ]
埼玉県出身。東京教育大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mkt
4
脳と心は別か一緒かは以前研究が進んでいる/持続放電型ニューロン(TAN)が習慣を生み出している/意志と行動が障害を治療する/子供の脳はつくりかえが可能/脳というマシンは障害修正が続く/忙しいものが生き残る/脳の物理的変化は心のあり方、つまり「関心」と呼ばれる精神状態に依存している/心が知識と努力を通じて神経生物的にプロセスを組み替えることができる/心が脳を形成する/腕のない子が手の感覚を持ち合わせるという事例が起こることがある/ 20210318読了 414P 76分2021/03/18
隠者
3
心による脳の変化についての本。これホントに約20年前の本なの?ってぐらい内容が濃い。「心の力」という非常に観念的な物の影響は計り知れなく根性論なんて言われようが本人の行動する意思がないと前に進めないし逆にそれさえあれば脳は変化して成長する。肝心の脳は傷付きに非常に敏感で精神的な痛みは感じなかったりそれらしい理由を付けたりで見えなくさせてしまうし頑張るという気概を奪ってしまうのだけど。物質的な物だけでは説明できない何かは確かにあるしデータとして取っているけど説明するのは難しい。感情のアウトプットが肝。2023/02/20