出版社内容情報
空前のガーデニングブーム,あふれるイギリス庭園本。語られる事のなかったイギリスの公園や,カントリーサイドの成り立ち,「緑」の意味や庶民の自然観に光をあて,ブーム便乗本と一線を画す環境学の書。
一 内なる楽園を求めて
1 ロンドンの公園二つの型
2 庶民公園への闘い
3 コモンズ公園
二 カントリーサイドを求めて
1 カントリーサイドの原点
2 緑地とレクリエーション・スポーツ権
3 「コモンズ保存協会」とオープンスペース思想
三 歩く権利を求めて
1 『歩く権利』とは
2 歩け歩け運動とアクセス権
3 「ランブラーズ協会」
補説 ヨーロッパにおけるアクセス権
内容説明
イギリスにおける公園やカントリーサイドの成り立ちと今日に及ぶ問題を考慮。
目次
1 内なる楽園を求めて(ロンドンの公園二つの型;庶民公園への闘い;コモンズ公園)
2 カントリーサイドを求めて(カントリーサイドの原点;緑地とレクリエーション・スポーツ権;「コモンズ保存協会」とオープンスペース思想)
3 歩く権利を求めて(「歩く権利」とは;歩け歩け運動とアクセス権;「ランブラーズ協会」;ヨーロッパにおけるアクセス権)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
timeturner
4
イギリスの小説を読むたびに気になっていたフットパスやコモンズについて、その成り立ちの歴史を主に法的観点から解説している。歩く権利やアクセス権がここまで尊重されるのは、根底に「都会より田舎が上」という日本と正反対の価値観があるからだと思う。2022/12/13
technohippy
0
イギリスで散歩してると「この歩道、完全に私有地に入ってるけど大丈夫なの?」と思うことがよくあったけど、その疑問が解消できて満足。day returnチケットが異常に安いのもこの本に載ってることと関係あるのかな2013/08/02