出版社内容情報
わが国の最近の基礎構造改革までの推移をはじめ、英国のサッチャー政権誕生後の変化を織り込み、時代を画するトピックを中心に福祉政策の展開を解説。
内容説明
英・米・日における社会福祉の歴史的展開形成の過程を重要なトピックスに焦点を当てて解説する。新版化にあたり、英国サッチャー政権以降の福祉国家政策の変貌や日本の基礎構造改革など現代社会福祉の動向を加えた。
目次
序 社会福祉政策の形成と展開―史的分析の視点と方法
1 イギリスの社会福祉(重商主義の貧民政策―エリザベス救貧法から労役場テスト法まで;新救貧法における経済的自由主義の勝利―イギリスの新救貧法 ほか)
2 アメリカ合衆国の社会福祉(自助・貧窮・個人責任の論理―アメリカの救貧法;ソーシャル・ワークの成立―リッチモンドの貢献 ほか)
3 戦前日本の社会事業(恤救規則の成立と意義―恤救規則;救済の抑制と国民の感化―感化救済事業 ほか)
4 戦後日本の社会福祉(敗戦と戦後社会福祉の成立―占領下の社会福祉事業;社会福祉と皆保険体制―医療問題を中心に ほか)
著者等紹介
右田紀久恵[ウダキクエ]
1931年大阪府に生まれる。1953年大阪市立大学家政学部卒。現在、広島国際大学副学長・医療福祉学部教授
高沢武司[タカサワタケシ]
1934年東京都に生まれる。1961年日本社会事業大学社会福祉学部卒。現在、岩手県立大学社会福祉学部教授
古川孝順[フルカワコウジュン]
1942年佐賀県に生まれる。1964年日本社会事業大学社会福祉学部卒。現在、東洋大学社会学部教授
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