内容説明
環境問題と人間社会はどう関わり合ってきたのか。江戸時代から現代まで、その変化をさまざまな事例を通して跡づけるとともに問題の根底に潜む、変わらない社会関係を浮き彫りにする。
目次
序章 環境問題の社会史の視点
第1章 江戸時代の環境問題
第2章 殖産・軍事立国と公害・環境問題―明治開国から昭和戦前
第3章 戦後復興期の環境問題―モノ不足の時代
第4章 高度経済成長と大量消費の時代
第5章 環境運動と環境対策
第6章 地球環境問題とアジア地域・開発途上国の環境
第7章 地球環境問題と少数民族・先住民族
第8章 高度消費文明と溢れる廃棄物
終章 環境問題への視点と歴史的把握の関係