内容説明
“一民族2国家”の現実を見すえて。悲劇的な大戦ののち分断された東・西ドイツは今、お互いを認めつつそれぞれの道を歩んでいる。厳しい歴史的現実の前で、統一ドイツはもはや不可能なのだろうか。本書は、激動のドイツ現代史を、政治過程だけでなく経済・社会の動向にも留意して平易に叙述し、その全体像を展望する。
目次
ドイツ―多様の統一
1 旧秩序の変容
2 自由と統一を求めて
3 帝国創健への道
4 ビスマルク時代のドイツ帝国
5 ドイツ帝国の経済と社会
6 ヴィルヘルム2世の時代
7 ヴァイマル共和国
8 ナチス体制下のドイツ
9 ドイツ連邦共和国
10 ドイツ民主共和国の歩み