内容説明
バイオルミネセンス(生物発光)、ケミルミネセンス(化学発光)の手法が面白い。細胞内の特定遺伝子の転写量を光で測定でき、細胞内のタンパク質切断過程を視覚的に捉えることができる斬新な手法が今注目されている。また、発光検出が高感度なため臨床検査での免疫測定法の検出に普及しつつある。生物発光、化学発光を初めて学ぶ学生や大学院生、現場で働く研究者に役に立つ“生物発光と化学発光”に関する基礎から応用面まで網羅するハンドブックであり、学生実験マニュアルとしても活用できる。
目次
第1章 生物発光(生物発光概論;生物発光の生物学 ほか)
第2章 化学発光(化学発光とは;分子レベルでみる化学発光 ほか)
第3章 発光の計測(発光を計測する機器;どのように発光は計測されるのか)
第4章 発光技術の応用展開(臨床検査に用いられる発光;身近な遺伝子解析を目指した発光 ほか)
第5章 身近で実践する生物発光・化学発光(光で遊ぶ;酵素の特性を発光で学ぶ ほか)
著者等紹介
今井一洋[イマイカズヒロ]
武蔵野大学薬学部
近江谷克裕[オウミヤヨシヒロ]
独立行政法人産業技術総合研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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