内容説明
本書は「なぜ化学を学ぶのか」、「何のために化学を学ぶのか」といった学問への動機づけを置き去りにした受験のための化学から、学問の原点に戻って、「化学を学ぶ楽しさ」が実感できる教科書。各章は、日常生活を素材にしたトピックスから導入を図り、次に具体的な学習目標を掲げ、さらに本文でも随所にコラムを挿入するなど、飽きさせない工夫が凝らされている。生き生きしたサービス精神で組み立てられた今までにない教科書。
目次
1 物質の構造と性質
2 エネルギー
3 原子の構造
4 原子の結合
5 化学反応式とモル
6 物質の三つの状態
7 原子と放射能
8 放射能と生物
9 反応速度と化学平衡
10 水、溶液、コロイド
11 溶液の濃度
12 酸と塩基
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山根清志
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1cal=4.8140J→1cal=4.184J、 懸濁液(suspennsin)→suspension、 オスモル濃度(osmolarity)→osmolality、 牛は「匹」ではなく「頭」で数えます。2024/02/01
もといくん
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基礎化学の教科書。各章ごとに日常生活でどう化学が使われるのかがわかる導入があり、楽しく、親しみやすく化学を学ぶことができた。各章途中に挟まれるコラムも化学に興味を持たせる。特に私は昨今のエネルギー問題としてニュースになる原子と放射能についての7章を興味深く読み、放射線に関する誤解を解き、理解出来ていなかった部分を補うことが出来た。一読だけでは理解できなかったところも残った。今後の継続的な化学の学びに本書を活用していきたい。2022/07/03