内容説明
企業と社会との関係を捕捉する領域は「社会関連会計」と呼ばれている。「環境会計」はその重要な一領域であるが、最近ではその部分が広がりをみせている。本書のねらいは、1970年代の社会関連会計から1990年代の環境会計へと続く流れの中で、企業と社会との関係を会計という視点からとらえることである。
目次
第1部 社会関連会計の史的展開(社会関連会計の展開;Sozialberichtの意義;成果概念の検討―BetriebsertragとWertsch¨opfungに関連して ほか)
第2部 社会環境情報開示の論理(アカウンタビリティ概念の検討;社会的アカウンタビリティへの拡張可能性;正統性とアカウンタビリティ)
第3部 環境情報開示の実務(環境負債の認識と測定;環境会計ガイドラインとコスト・効果の測定;社会的規制としての環境情報開示 ほか)
著者等紹介
向山敦夫[ムコヤマアツオ]
1959年大阪府東大阪市に生まれる。1982年大阪市立大学商学部卒業。1987年大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学。愛媛大学法文学部専任講師・助教授、岡山大学経済学部助教授を経て、1997年大阪市立大学商学部助教授。2001年大阪市立大学大学院経営学研究科助教授、現在に至る
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