出版社内容情報
今世紀有数の神話学者の主著の完訳。謎多き神の本質を破壊されざる無限の生と捉える本書は、象徴の森を探索しながらクレタ的核心に迫り、ギリシア本土への到来や密儀集団の活動、その後の変遷を詳述する。文学的とも呼べる見事な論述は、私たちの生と文化創造に貴重な示唆を与えよう。図版197点。
内容説明
今世紀有数の神話学者の主著の完訳。謎多き神の本質を破壊されざる無限の生と捉える本書は、象徴の森を探索しながらクレタ的核心に迫り、ギリシア本土への到来や密儀集団の活動、その後の変遷を詳述する。文学的とも呼べる見事な論述は、私たちの生と文化創造に貴重な示唆を与えよう。図版一九三点。
目次
ギリシア語にみられる有限の生と無限の生
第1部 クレータ島の前奏曲(ミノア期の幻視;光と蜂蜜;ディオニューソス神話のクレータ的核心)
第2部 ギリシア期の神話と祭祀(到来の神話;ディオニューソス・トリエテーリコス―二年周期の神;アテーナイ人のディオニューソスとギリシアの秘儀参入者が崇拝するディオニューソス)