出版社内容情報
健康食品や景観作物、アレロパシーによる抑草効果も注目されているソバ。歴史や世界のソバ利用、生理と形態、小面積から大型機械まで各種栽培方法、多様な加工・料理、製粉やそば切りのつくり方とその機械まで紹介。
内容説明
現在国内で流通しているソバは中国、アメリカなど外国からの輸入が大部分で、約八割が輸入品で国産は二割しかない。香りや風味がよい国産ソバは、本物のソバとして消費者に求められている。ソバは機械化が進み低コストで栽培が可能な作物であり、水田の転作作物としても導入しやすい。栽培期間が短く輪作にも入れやすいし、肥料や防除もほとんど必要なくつくりやすい作物である。多くの方がソバづくりに取り組む条件はそろっている。国内のソバ栽培の発展を念じ、これまでの調査・研究、先輩の貴重な文献、さらに生産者の技術を参考にしながら本書をまとめた。栽培法だけでなく、起源や歴史、世界のソバ利用、植物としての特性、製粉や加工とその機械の紹介もしている。農家だけでなく、そば屋さんやソバ好きの方まで広く本書を活用することができる。
目次
第1章 ソバの魅力
第2章 ソバの歴史と作物としての特性
第3章 ソバ導入のポイント
第4章 ソバ栽培の実際
第5章 ソバの利用と加工
第6章 ソバ栽培・加工・販売の実例